焙煎用の籠です。宜興に同行してくれた友人が武夷山から持ってきてくれたものです。直径、高さともに約36センチ、電車、バス飛行機を乗り継いで日本まで持ち帰るのはかさばって大変でした。武夷山の茶楼で使っているのを見てどうしても欲しかったので。。
真ん中がくびれた竹製の籠です。日本の昔の楽器の♪ンッポンポンポン♪って叩くものに似ていますね。フタも底もなく、真ん中あたりに仕切りがあり、ここに焙煎したいお茶をのっけて下に炙るもの(電気コンロなり火鉢なり)を置くようになってます。
茶農の人が使う本格的なものより小さく、どちらかというと「焙煎する」というより
「焙煎を加える」「香ばしくする」ぐらいの用途です。加工ではなく保存に近いのかな。でも2〜3斤、あるいはそれ以下の量を手軽にできるのであると本当に便利です。
これでお茶を焙じると本当に良い香りがします。日本のお茶屋さんの店頭にある焙じ茶の機械(グルグル回しながら高温で焙じるやつです)ほどは強く拡散する香りではなく、ふわっと漂うほのかな香りです。茶香炉の強くしたもの、という感じでしょうか。さっそく少し時間が経ってしまった弱めの焙煎の岩茶を焙煎してみます。
あっ、その前に火鉢と炭を買って来ないと。。。