番頭っす。
今日からまた一人ぼっちで店番の日々っす。普段二人で手分けしてやってる仕事が一人でやるとこうも時間がかかるもんかねえ、と我ながら呆れております。
店の近くの会社の方がよく「こんなん貰った」とか「これ、家にあったヤツ」などとお茶を差し入れて下さいます。こないだは「機内で読んだ」と台湾茶の特集の載ってる機内誌をわざわざ出張持って帰ってきてくれました。ありがたい事っす。 このお人の持ってくるお茶は香港プーアール始め、結構なクオリティのモンが多いです。そういうのをおみやげに貰える、相手にいかに大切に思われているかの証っすな。
先週持ってきてくれたのはお茶請けでした。「どこのかよく判らんのですよ」と二種類くださいました。早速お茶をお入れして女主人ともども3人で試食会。
小さいキンカンの干したようなものは・・・キンカンの干したものでした。微妙に漢方っぽい味がついています。これは甘草かな? ノドには良さそうですな、とりあえず。
一回り大きな黒っぽい物体。袋から出した瞬間にレモンの匂い。レモンの皮の干したものを何か甘い液体で煮詰めたらこんな味でしょう。一緒に甘草の粉が入った袋がついていました。これをかけて食え!つう事みたいです。 ええと。。。これはレモンの皮の味です。
どちらもファーストインプレッションがイマイチなのにたいして味はイケます。不思議と後を引く味です。もうちょっと薄味だったら中国茶のお茶請けとしては申し分ないのですが。ちょいとアクセントが強すぎてこれ食べるとお茶の味がわからなくなりそうです。一通り飲んだ後にはいいかもしれません。
祭りの後、とはよく言ったもんで、今日の人形町界隈は眠ったように静かです。打ち身擦り傷筋肉痛、二日酔いやら怒鳴りすぎやらで、町会の男衆も今日はやせ我慢のしどころでしょう。こういうのも江戸っ子気質の面白いとこでござんして。今日からしばらくは番頭めも痩せ我慢のしどころが続きます。