昨日の続きです。
西湖龍井茶に続き、安吉白茶を試飲しました。 白茶、という名ですが歴とした緑茶です。杭州の北、浙江省安吉県で採れるお茶です。葉は龍井と較べるとやや小さく、丸みがあります。
若い葉なのでしょうか、色も淡く葉脈が透けて見える薄さです。茶水の色も淡い黄色で、見るからに渋みが少ないあっさり系です。
早速4人で飲んでみました。 緑茶に詳しいお客様と私は龍井茶が、岩茶の好きなお客様と番頭さんは白茶のほうが好みで、ちょうど2対2に分かれました。 白茶のほうが渋みが少なく、草っぽいというか、豆のような味がします。龍井が典型的なお茶っぽい味なので日本人の持つ緑茶のイメージには近いかもしれません。かたや白茶はあっさり爽やかですので、喉越しやすっきり感は良いと思います。番頭さんが白茶を選んだ理由は「びっくりするぐらいの」甘さだそうです。確かに甘みは強いお茶だと思います。
龍井の時に「値段が高いのが問題点」であると指摘されましたが、こちらの白茶は龍井よりも高かったです。どちらのお茶にもグレードやランクがあるので、一概にどちらが高いという事は言えません。あくまで私が試飲用に手に入れた両者の比較ですが、安吉白茶はびっくりするぐらいの値段でした。龍井茶は有名なブランド茶なので高いのも予想していましたが、安吉白茶に関しては「こんなに高くて中国国内で買う人がいるんだろうか?」と疑問に思いました。仲の良い人から分けていただくのでなければ、足下を見られて騙されていると疑ってしまうぐらいです。 緑茶は中国でも一番ポピュラーなお茶ですが、それだけに種類も値段も千差万別です。まだまだ勉強、ですね。
試飲にお付き合いいただいたお二人のお客様、遅くまでお付き合いいただき有り難うございました。