番頭どぅえ〜っす。
何通りもある店へと通う道の一つのルート上での風景です。 人形町にはこういった時代と歴史を感じさせる建物がまだまだ残っています。この四つ角のある道は「大門通り」といって、その昔吉原遊郭の大門へと続く、何とも艶っぽい道であったそうで。現在の吉原(台東区)に遊郭街ごと移転させられる前の事でやんす。どんぐらい古いかは調べるのが面倒臭いので判りませんが、まあ江戸時代の真ん中へんの事でしょう。
まあそうは言っても吉原当時の建物がそうそう残っている筈もなく、たいていは明治大正頃に建てられたものでしょうね。何しろ「前の戦争」=戊辰戦争、「地震」=関東大震災、「空襲」=第二次大戦という3つの大きな出来事のたびにこの界隈はかなり「焼けちまった」そうなんで。 この文豪がカンヅメにでもなってそうな建物は歯医者さんだったそうで。なまじのオール木造よりもかえってこのほうが時代がかってるように見えますなあ。。。ヨッ!!
お隣は伝統ある江戸前の寿司を守り続ける名店㐂寿司さん。すごい美味しい。。。らしいです。仕事が丁寧で、決して敷居が高くない、気分良くお寿司が堪能できる老舗・・・だそうです。はあぁ、誰か接待してくれないかしら。裏通りの中国茶の番頭だもんなあ、そりゃ無理だわなあ。
人形町の大好きなところはいっぱいあります。人も場所も空気も。そういうのを全部ひっくるめてすっげえ良い町です。新参者なのでまだまだ”我が町”とまで大上段に振りかぶれませんが、隅っこのほうに入れてもらっている事に日々感謝。