小梅です。
秋晴れの気持ちの良い一日ですね。 お店の前もいつもより多くの人が通ります。お昼を買いに行く人やお弁当の袋を持っている人。外のお店にランチに行く人や急ぎ足でオフィスに戻る人。近くの緑道でお弁当を食べる人。 今日は皆さんの足取りも軽いようです。
負けずにこちらも試飲です。
試飲、といっても新茶が入ってきたのではなく、参考用や勉強用に買ってきたりいただいたりしたお茶の中で未開封のものを開けて飲んでみる、という試飲です。 一応どれも現地で飲んだものを忘れないようにと持ち帰ったお茶なので初めての味ではありません。でも、時を経て忘れてしまっている味も多いので、あらためて飲み直す必要があります。復習、のようなものです。
まずは西湖龍井茶からです。 とてもグレードの高い龍井だったので少ししか買えませんでした。この頃にはお店には緑茶は全く無くて、また置く予定もありませんでした。
時間が経過して味が少し落ちたのでしょうか、龍井の持ち味である柔らかい味わいは残っていますが、香りが少し濁ってしまっています。やはり緑茶は早めに飲んでしまわないといけないです。高かっただけに残念ですが、もともとこういう「復習用」のお茶の宿命でもあります。
台湾で買ってきた焙煎した青茶です。有名なお茶の店で色々と試飲した際に買って帰りました。暑い日で、しかも朝からお茶屋さん巡りで疲れ切ってたどり着いたお店だったので少し評価の点数が低めだったせいか、このお茶もそれほど美味しいとは感じませんでした。ただ試飲した中では特徴があったのと、さすがに何か買わないと申し訳ない、ぐらいに飲んだ後だったので。 でもあらためて飲み直して見ると、フルーティでさっぱりとした香りと何煎も続く甘みを持つお茶でした。 後味に少し雑味を感じるのと、口の中が乾くような渋みが残るのが残念です。 次回に伺った時にはその点をもう一度確かめて来たいと思います。
かなりしっかり焙煎した木柵鉄観音です。何種類か持ち帰ったうち、中ぐらいの等級のものです。2番目のお茶と反対に、こちらは飲んだ時にとても好印象だったお茶でした。その分だけ今回の復習での期待値が上がってしまい、結果としては「あれ?」でした。 柔らかく、深みのある味わいなのですが、何というかこれといった特徴が無いのです。勿論、際だった個性が無くて美味しいお茶というのはあまたあるのですが、このお茶の特徴の無さは・・・一言でいうと物足りないのです。最初に飲んだ時には柔らかさの中にもしっかりとした主張があり、それが好きだったのですが。
やっぱりお茶は難しいです。今更こんな事を書くのも変ですが。