こんちわっす。
さて、昨日の続きでやんす。
小梅さんの所に送られてきた荷物に入ってました。 謎のお茶です。 なんか葉っぱの部分から枝の部分まで、長いままで製茶されていて、しかもぞんざいに紐で縛ってあります。なんじゃこりゃあ?
せっかくなので、丁度美味しいお茶を持ってご来店いただいたお客様も交えて飲んでみました。 何しろ一本一本が長くて、どっからどこまでが使う部分で、どっから先が飲まない部分かわからない(ブリの照り焼きについてくる「はじかみ」みたいな曖昧な線引きっす)ので、とりあえずボキボキ折って全部投入。
ううむ・・・不味くはないっす。特段これといった感動も無い代わりに変なクセも無い。普段使いでゴクゴク飲むお茶、なんでしょうねえ。素性は判らんままですが、よく考えたらお茶って本来こんなもんですよねえ。ノド乾いたから飲む、っつう感じで。
一緒に持ってきていただいた焙じ茶をご相伴いたしました。奈良まほろば館(例のせんと君の勤め先です)でお求めになったもので、吉野のお茶屋さん(生産者さん)の作だそうです。 我々の慣れ親しんでいる焙じ茶と較べるとかなり葉っぱの原型を留めているのがお判りいただけるかと思います。
飲んでみたら、なんともスムーズです。 焙じ過ぎていない、つうか、お茶の本来の味を壊しすぎない程度の絶妙の火入れ加減でした。 焙じ茶の美味しさは香ばしさである、のは間違いないんですが、あまりにも「焙じておりますが何か?」みたいな焙煎ありきの味よりも、この位の優しい香ばしさのほうが美味しくいただけます。このあたりの塩梅は岩茶にも通じるところだと思います。 いや、美味しかったす。今まで飲んだ焙じ茶の中で一番美味しい、と思いました。
どちらのお茶も「勉強しなさいね」という叱咤激励だと有り難く頂戴いたしました。
ごちそうさまでした。