番頭っす。
今日は朝から小梅さんが他行しております。鬼の居ぬ間、なんつうと後で怒られそうですが、その際だから普段飲めないでいたお茶なぞ飲んでみようかな、などと殊勝な事を思い立ちました。ま、たまにゃお茶屋らしき事もしないといかんので。 今日の気の毒な犠牲者は「蜜香烏龍茶」、台湾の振信茗茶さんで購入したものです。
独り酒、ならぬ独り評茶の時に番頭が多用するのがこの「一人用のティーカップ」です。取っ手のついた耐熱ガラスのカップ+かなり大ぶりな茶こし+フタ、という構成のセットになっています。これがまた何とも重宝なんす。
作っているのは
ハリオグラスさんというメーカーさん。実は当茶荘から徒歩圏内にある、耐熱ガラス等の大手メーカーらしいっす。
当茶荘も、店前試飲の際に多い量でお茶をお入れする際に使うティーポットを始め、こちらの製品には何かとお世話になっとります。人形町からほど近い富沢町にあるオフィスには番頭と小梅さんも一度見学にお邪魔した事があります。
ハリオさんの建物に関するトピックでも書きましたが、有形文化財に指定されるカッコいい建物は一見の価値アリです。
本日番頭が使用しているこのお一人様用サーバーはなかなかのスグレ物です。茶こし部分が大きいので、茶葉がふくらむ台湾茶でも、ジャンピングの為のスペースが必要な紅茶でも、何でも美味しく、かつ簡単に淹れる事が可能です。
何煎も飲める茶葉用に、逆さに立てたフタにすっぽりと茶こしが立てられるようになっているのも気が利いてますな。お湯を注いで、お茶がいい感じに入ったら茶こしを上げて、フタに置いておけば残るのはカップだけ、という魔法のような道具です。
こんな感じに蜜香烏龍が入りました。
小梅さんは多少顔をしかめますが、簡単な方法である事は間違いありません。
本日唯一の誤算は肝心のお茶がイマイチだった点、でしょうか。もっともこれはお茶とかお茶屋さんのせいではなく、単にお茶が古くなったからです。で、その責任は購入したお茶をほっぱらかしにしてしまう番頭にあるワケでござんして。。。因果応報つうか自業自得つうか。
こちらの一人用を始め、ハリオさんの商品はアマゾンなんかでも簡単に購入できます。
「中国茶はすごい飲んでみたいけど、本格的にはちょっと・・・」とか「オフィスで気軽に飲みたい」などのご要望にはピッタリか、と。。。別にハリオさんにいくらかもらってるワケでは無いので念のため。