月曜大好き番頭です。
昨日は夕方5時頃に店じまいしてお気に入りの居酒屋さん@北千住にてた〜っぷりと英気を養ってきやした。なので元気いっぱいガソリン満タン状態です。快晴ではないものの秋らしいお天気で人形町散歩の方もおおぜいご来店いただき、今日も良い一日です。うふふ。
良い事ばかり書いてるようで恐縮ですが、もう一つ良いお知らせです。
『巌水仙』(がんすいせん)、という岩茶がもうすぐ棚に並びます。 水仙は一種類、割とすっきり目のバージョンが既に並んでおりますが、こちらは焙煎強めの水仙です。
以前にも何回か書いたと思いますが、水仙は肉桂と並び、岩茶のスタンダードとなる品種です。厳密に言うと武夷山起源の肉桂に対して水仙はいわば外来種なのですが、ともかくこの2種類のお茶が岩茶の中でもポピュラーで、実際に生産量も多いのです。
岩茶の持つ強いお茶のイメージを濃く反映してる肉桂に対して、水仙はやさしい香りとおだやかな味が持ち味です。かすかな酸味が舌の裏側で感じられるのも特徴の一つです。
番頭は水仙が大好きです。岩茶を飲み始めた頃は嫌いでした。これはひとえに「不味い水仙ばかり飲んでいたから」なのですが。水仙はピンとキリのギャップがとても大きいです。たくさん生産されている宿命か、これは仕方ない事だとは思います。 うげげ、な水仙も多い反面、本当に美味しい水仙は震えが来るぐらい美味しいです。 個人的、あくまで番頭の主観ですが、この巌水仙は店に入ってきた2010年の岩茶の中では一番のお気に入りです。
来たばかりの時には少し焙煎の煙っぽさが強くて(それはそれで美味しいと思いましたが)お茶本来の味がすこし削がれている印象がありました。棚に並ぶまでに時間がかかったのはそれも理由の一つです。3ヶ月ちょっと置いてだいぶ落ち着いたので昨日今日で飲んでみたところ、『飲み頃』になっていたので小梅さんがGOサインを出しました。
一両日中には棚に並ぶと思います。試飲はもう準備出来ていますのでお気軽にお申し付けください。
ぶきっちょな番頭も、これ(だけ)は美味しく淹れる自信があります。。。誰が淹れても美味しく入るお茶、なんですけどね。