今あらためて見るとけっこう雑に淹れてるなあ
台北のお茶屋さんや茶藝館の中には、こうしてインストラクション付きでデモンストレーションを見せてくれるお店があります。 あ、番頭ですこんちは。
デモであり、エンターテイメントなのでだいぶカジュアルですが、一応「流れ」はご覧いただけるか、と。
小梅茶荘でも、試飲の時に小梅さんが「茶葉の量は…」「淹れる時間は…」等々、実際にお淹れしながら例の個性的な(オブラート3枚重ねた表現す)同時進行で説明はしておりますが、やはりちゃんとした一連の流れで見てみたい、というご要望は少なくありません。
小梅さんが普段茶荘のテーブルでお茶を淹れているやり方は、作法とか所作から外れている場合があります。
お茶席や教室と違って、試飲ですので、複数のお客様に対して複数の異なるお茶をお淹れするからです。背の高いガラスの器で工芸茶をお入れしながら、茶壺で岩茶で淹れ、蓋碗で紅茶を・・・という状態がお客様が集中してお越しの際には発生します。 カジノに例えると、一人のディーラーが3人のお客さん相手にブラックジャックとルーレットとクラップスを同時に戦ってるようなモンですので。 どうしても茶盤上の限られたスペースで、しかも美味しくお出しするというのが絶対条件ですので、「茶藝」を楽しまれるのが難しい場合があります。
とはいえ、「ちゃんとした淹れ方を見たい」というお客様「教えてもらいながら自分で挑戦したい」というお客様も多くいらっしゃいます。
月に何回か、夕方や夜にこうしたご要望にお応え出来るイベントを考えていこうかな、と企画してます。小梅さんが戻ったら早速相談して、出来るだけ早くにご報告出来るよう鋭意努力致します。
本当はね、一番それを勉強しないといけんのは当の番頭なんですよね。