ハッピーマンデー!番頭でぇす。
近所の緑道の桜もだいぶ開きました。今日明日の暖かさで一気に開花が進みそうです。何分咲き…というのが客観的にわからんのでどんぐらいか上手いこと説明出来ないんすけど、満開までそう時間はかからないように見られました。この緑道、もともと川だった所の暗渠が桜の並木になってて、この時期には毎年桜を愛でる皆さんで大層賑わいます。 今年は残念ながら「うたげ」は行われませんが、のんびり歩きながら花をゆっくり愛でる分には罰はあたりますまい。
あったかくなると思い出したように売れ出すのが水出し中国茶ティーバッグです。二年前に「まかない茶」としてこれを売り出した頃には「中国茶を水出しなんて」とちょっと眉をひそめられたりしてましたが、うまい事コーヒーや日本茶、紅茶など色んなジャンルで「水出し○○」が流行り始め、今では市民権は大袈裟としても、それほど変な目で見られなくなりました。
まかない茶はもともと茶葉を選り分けた時に出る細かい葉をブレンドしたものです。名の通り当初は帳場で番頭が飲んでましたが、あまりに美味しいのでお客様にお出ししたところリクエストが多かった商品です。
凍頂烏龍茶は焙煎していないのですっきりとした味わいが楽しめます。渋みや苦みのもととなるカフェインやらタンニンが低温ではあまり出ないので、そのぶん甘みが前面に出てくるのでゴクゴク飲むにはもってこいです。
こちらは岩茶の「黄観音」と「肉桂」 以上4種類とも昨年より販売してますが、今年の水出しは全て新しいバージョンになってます。小梅さんがお腹ダブダブになるまで試飲を繰り返し、必要に応じて少し火を入れたりしながら作った、いわばバージョン2011て感じのお茶ばかりです。 黄観音は華やかな香りが、肉桂はマスカットぽいフルーティさと強い甘みが持ち味です。
で、今シーズンの新戦力。満を持していた「奇蘭」です。 以前よりお店(おたな、と読んでくださいな)では試飲にお出ししたりしてはいましたが、商品として並ぶ事はありませんでした。「こんなに美味しいのに何で?」と試飲されたお客様よりお尋ねいただく事も少なからずありましたが…こういう理由だったんです、えへへ。
熱くして飲んでももちろん美味しいのですが、この奇蘭は水出しにすると本当に飲みやすく、かつ香りと甘みのバランスが良くなるんです。 たぶんカフェインとタンニンの出が少ない、という低温抽出の特性をフルに恩恵として受けるタイプの茶葉なんでしょうねえ。
ご近所の三廼家さんで桜餅を求めたところ、「もう一週間ほどで桜餅から柏餅に変わります」と伺いました。もうそんな季節なんですね。今年は春が遅い、と肌で感じてはいましたが、確実に春と、そしてその後ろに控える夏はそこまでやってきてるんですね。寒がりな番頭には助かりますですはい。
明日明後日あたり、緑道の桜をお茶請けに、ゆっくりとお茶を飲みにお越し下さい。。。て露骨な営業活動が本日の締めくくりでございます。