台風一過、番頭オブジョイトイです。
「これからいっぱい山の茶畑に行かなければならないので、練習してきます」と小梅さんが突如富士登山…ちょうど三年前の今頃の事です。
な〜んか大袈裟だなあ、とちょっと呆れながら送り出した番頭が二日酔いに苦しむ頃、高山病に苦しみながらも無事に頂上にたどり着いた小梅さん。少し笑顔が引きつってるのがお判りかと存じます。
その心構えが決して大袈裟ではなかったのはその後の小梅さんの行き先や、先々で撮ってきた写真を見て理解出来ました。 というより、番頭も二回お邪魔した武夷山で痛感しました。酸素はふんだんにあるものの、やはり山歩きには違いありません。しかも商談しながらの山登り。言ってみれば「仕入れ登山」
その後台湾では人生二度目の軽い高山病。まあ3,000米以上ある所にいきなり車で行っちゃかかりますわなあ。
凍頂の茶畑も岩山じゃないってだけで、決して平坦ではありません。登ったり下りたりを繰り返すと足元がおぼつかなくなり、そのうち「ドンティン」になります。雲南のお茶はまさに山の奥のほうで採れたりするんで、これも楽ではないです。
よく「山菜採りに入った男性が…」などと遭難やら熊の被害なんかのニュースがありますが、「お茶を採る為に入っていた女性が…」なんてニュースにならないよう、番頭は祈るだけです。
小梅さん、商談の風景です。アポイントはあるものの、名刺交換も見積もりも、パワーポイント使ったプレゼンもありません。案内人兼仕入れ先担当者は祝先生のところの婿さん、シャイで働き者の後継者候補です。