明日(23日/土曜)は10時より7時まで、明後日(24日/日曜)は10時より5時まで営業致します。イヤッホーィ!番頭でっすう。
朝からムダにハイなのは、店の真横でやってる水道管工事のハツリの音のせいではありません。
今朝は今年の小紅袍、そして待ちに待った清香大紅袍を飲んでいます。
清香大紅袍は、一言で言うと焙煎軽めの大紅袍です。どっしりとねっとりと、強い焙煎で「どうです、これが岩茶の最高峰ですよ」と言わんばかりに仕上げた濃香大紅袍も美味しいですが、この清香大紅袍は本当に美味しいです。
スタンダードに、オーソドックスに美味しいものほど表現は難しくなります。そしてこの清香大紅袍は本当に味や香りを言葉にしにくいです。最初「あれ?こんなもんか?」というぐらいに主張の穏やかな味わいは、その後何煎も重ねても落ちる事なく続きます。 じわり、という感じでゆっくりと実力を発揮する、そんなタイプのお茶です。
昨年の清香大紅袍は、武夷山のコンテストで金奨を取ったそうです。「そうです」というのは、祝先生から後で聞いたからです。祝先生は茶農で、茶商ではないのであまりこの手の話題を大声でアピールしません。番頭もこの話を聞いた時には「へえすごいじゃないすか」と言いながらも、どうせ10軒ぐらいの茶農仲間で茶葉持ち寄って飲み比べるぐらいの規模なんでしょ、と思っていました。どうもそれが武夷山市主催の割と大きな比賽で、しかも「大紅袍部門」とか「清香部門」ではなく、グランドプライズらしいというのを後で小梅さんに教えてもらいました。
美味しいものは正直でわかりやすいです。去年の清香大紅袍は試飲がきっかけでファンになるお客様が多く、またリピーターがとても多いお茶でした。お陰様で去年のものはほぼ売り切れです。
そんな去年の清香大紅袍に較べても、今年のものは勝るとも劣らない出来です。まだ作りたてなので少しだけ落ち着きがない感もありますが、茶壺で淹れると本当に優しく、かつしっかりしたお茶です。今がまさに飲み頃なのか、あるいは半年ぐらい経った頃がそうなのかは、後にならないと判りませんが、とりあえず今飲んでもすごい美味しいです。お茶屋が自分のところのお茶を「すごい美味しい」なんてイージーに表現しちゃいけないすけど、本当は。
今日から茶荘にて試飲出来ます。ご希望の方はお申し付け下さいませ。「びっくり」ではない、「うんうん」な満足が得られるお茶ですぞ。
うんうん