明日(10日/土曜)は10時より7時まで、明後日(11日/日曜)は10時より4時まで営業致します。
番頭でございます。
今日、9月9日は「重陽の節句」だそうでございます。古来、陰陽の「陽」である奇数の、それも一番大きな数字である9が重なるこの日は邪気を払い長寿を祈って菊の花にちなむものを食べたり飲んだりするそうでございますな。。。あ、これはウィキペディアさんの受け売りでございます。
菊の花をひたしたお酒を酌み交わす、という祝い方もあるそうで、飲んべえの番頭にはこっちのほうが魅力的ではありますが、何せ茶荘ですし、何より留守番中は酌み交わす相手がおりません。
なので一人、花茶を淹れる事に致しました。ええ、一人で。
小梅茶荘の花茶は、菊・ジャスミン・ハマナスのそれぞれ若い蕾に桂花(キンモクセイ)を入れた、いわばブレンド花茶です。開ききらる前の蕾なのでクセがなく、甘みが強いとお陰様でご好評をいただいております。
普段、試飲でお出しする時は茶濾し付き耐熱ガラスサーバーでお淹れするんですが、せっかくの綺麗なビジュアルなんでブツ撮りも兼ねて大きめのガラス茶海を使いました。
こんぐらいの(どんぐらいだ?)茶海なら5〜6煎は楽に出ます。美味く淹れれば半日飲んでいられる、というのも花茶の強みです。なにしろお茶じゃないんで「出流れる」事があまりないんでして。
そうでなくとも常日頃より邪気の国から邪気を広めに来た、ぐらいの邪気の塊の番頭には、もってこいのタイミングでの花茶になりましたようで。
今日ご来店のお客様で花茶の試飲をご所望の方は「重陽のお茶」とお申し付け下さいまし。
お湯を注ぐだけで簡単に甘みが強くて美味しい花茶。
不器用な番頭がこの写真の後、どうやって出来た花茶を茶杯に入れたかと言いますと。。。
それは聞かぬが花、菊だけ野暮、というものでしょう。
お後がよろしいようで。