明日(23日/祝)と明後日(24日/土)は両日とも10時より7時まで、25日/日曜は10時より4時まで営業致します。 怖かったっす〜番頭でございます。
台風一過、また今日は気温が上がりそうですが、秋の気配が感じられる人形町の裏通りです。
李さんの茶壺3作です。形状は同じです。「雅韵」という名前がついとります。
フォルムはもともと小梅さんが茶荘開店前より使っている愛用のマイ茶壺をもとに、李さんがデザインし直したものです。底の部分がペタっと安定感があり、重心が低くてとても持ちやすい茶壺です。番頭も何かあるとこの雅韵を使います。何かこの茶壺を使ってると安心してお茶を淹れるのに専念できるんで。
画が浮かし彫りで描かれています。風景であったり植物であったり。小梅さんのオリジナルは「ブトウとリス」つう、例によって縁起の良い組み合わせのものですが、他の絵柄もどれも素敵です。
ガシガシに彫り込んでるわけでもなく、また主張もしすぎない大人しいタッチなのでこれだけの面積を使っていてもうるさくありません。
絵柄のバリエーションもさる事ながら、この雅韵壺の特徴の一つが壺の肌合いです。俗に言う「梨地」、ザラッとした梨の表皮のような風合いの土で焼いています。こういう土がある、というより、土(つうより岩にちかいですね、見た目も硬さも)を潰して練る時に粒の大小をうまいこと配合する事でこういうツブツブの浮いた仕上がりになります。ちょっと配分が悪いだけで見た目が大きく変わるのでなかなか案配が難しいそうで。
この梨地の土の良い所は「育ちやすい」点、だと小梅さんは言います。
同じ柄の雅韵。左が使用前、右はお客様がお買い上げになったものを小梅さんがお預かりしている茶壺です。こうして見ると一目瞭然です。 これでもまだ養壺し始めて3ヶ月ちょっと。。。すっごいハイペースで育ってます。
もちろん、早く育てばいいってモンではありませんが、早く綺麗に育つというのは土が良い証拠ですし、やはり日々どんどん綺麗なツヤが出るのを見るのは気持ちいいものです。
使いやすい、育ちが早い。加えてこの形状は色々な種類のお茶に対応できるオールラウンダーなので「ちょっと茶壺を買ってゆっくりお茶を飲もうかしら」というお客様にはマイファースト茶壺としてもお勧めです。
うはは、テレビショッピングみたくなってもうた。
皆さま良い週末を!