本日は6時ちょい前ぐらいに閉店致します。ご不自由をお掛け致しますが何とぞご了承下さい。
ばんとうだがや。
西湖龍井茶を差し入れていただきました。仕事であっちのほう(上海とか蘇州とか)に行かれた方のおみやげです。今年の春茶、ちょうどご来店いただいていた他のお客様と一緒にありがたく頂戴しました。
中国茶全般、ここ数年値段がと〜ってもお高くなっていやがります。名前の通ったいわゆる「ブランド茶」はその傾向が顕著です。 数ある中国の銘茶の中でも西湖龍井というのは知名度ではやはり別格です。お茶好きな方だと龍井の中でも細かくブランドが枝分かれしていて、それぞれのグレードにも精通しているのでしょうが、「とりあえず有名で美味しそうなお茶」というマジョリティには一撃必殺なブランドです。
なので、当然お値段も高くまたおみやげや贈り物としての需要もそれなりにございます。ホレ、何せ付け届け大国ですから。
以前より、こういうお高いお茶は箱入りになっているものが多かったのですが、ここにきてその箱(とか缶)のデザインがだいぶ垢抜けてきた感があります。いただいた龍井茶の缶と紙の手提げは、奇をてらっていない、オーソドックスで、でも品がよいデザインです。
中国茶、台湾茶の外箱のデザインといえば、ちょっと前までほとんどのものが「それなら透明のビニール袋のおうがまだマシだぞオイ」というレベルのものでした。美意識とか色彩感覚ってのは文化民族のバックグラウンドで変わりますんで、一刀両断に斬り捨てるのは難しいですが、あえて言えば「ダサい」ものがほとんどでした。
今でも相変わらず残念なデザインの外装は多いですが、そうじゃないものも増えてきたように思います。
CI然り。ちゃんとお金をかけた商業デザインのロゴもここにきて多くなりました。もっとも、その分の投資は価格に上乗せされているんで、有り難い事ばかりではありませんが。ともあれ、色もデザインも「だっせえwwww」だった頃から較べると、かなり進んでいる事は間違いありません。
こんな感じ、日本のアニメで見た事ありますぞ
日本のアニメとか、家電製品とか、欧米のコスメとかアパレルのデザインやロゴを参考に研究しているんでしょう。もともと、漢字のフォントのバリエーションや、そのデザインの面白さというアドバンテージを持っているのが中国であり台湾です。うまく漢字を配したデザインで、後はちゃんと色や形状なんかを煮詰めたら…たぶんもっともっとデザインは良くなるかな、と思います。
うかうかしてられんですね、日本も。
龍井茶、美味しかったです。