本日は5時過ぎに店じまい致します。ご不自由をお掛けしますがご了承下さい。
明日(20日/土曜)は11時から6時まで、明後日(21日/日曜)は10時から4時まで営業致します。
へい番頭でございます。何故かは知らねど、留守番が始まると待っていたように悪さをする己の皮膚に怒りを覚えつつ本日は早めに店じまい致します。申し訳ないです。
いわゆる外科処置ってのはサクサクっとおとつい終わったんですが、消毒だのガーゼ替えますねえ、だのがありまして。来週は2,3日一時間ほど遅めに開店する事で対応しようと思います。
で、そんな一身上の都合を一切汲んでくれないのが茶葉です。今年も来ました凍頂春茶プラスアルファ。
鹿谷の劉さんから、だいたいの予定は聞いていたのですが、あらためて留守番中に到着すると緊張します。
さっそく試飲、の前にまずは小梅さんに報告です。「ほう・れん・そう」は留守番の基本ですんで。
1セット目のサンプルは5種類。これを一気に並べて片付けようかな、と相談したら即座に却下されました。
以下小梅さんからの指示です。
1)まずはプラスアルアのほうから試飲するように。その際、かならずAとBを較べるのでなく、AとA'、BとB'という具合に同じ種類のものを較べるように。この場合のA', B'はそれぞれ茶荘にある同じ品種の去年のお茶を使う事。
2)凍頂春茶はA,B,C,と並べて現行の春茶も必ず一緒に試飲する事。試飲の際はまず袋から葉をすべて出して、それぞれの葉の色や大きさ等々をよく目視する事。
考えてみたらなるほどごもっともですね。
「どのお茶が一番好みか」を見つけるわけではなく、各々のお茶が小梅茶荘のお茶として皆さんにご紹介できるレベルかどうか、というのが求める答えだからです。
全部がとても美味しければ全部を選ぶ事もあるでしょうし、場合によっては「今年の春茶はパスします」という事だって無い話ではありません。もちろん、各々のお茶を絶対評価できればベターなのですが、あいにく番頭にはそこまでは無理です。で、小梅さんが1を指示したという訳です。相対評価のほうがまだ何とか出来そうですんで、この指示はごもっとも。
2の場合は本来はそれぞれが3択問題の選択肢、みたいなものですので1と2と3をいっぺんに飲み比べします。今美味しく感じるお茶、半年後に美味しさが一番残っていそうなお茶、伸びしろのあるお茶、ここいらがピークっぽいお茶。。。売り物ですし、もちろん一月で売り切ってしまう種類のお茶ではないので将来の姿を予想するのも大切なんですな。
緊張し、憂鬱になる反面、やはり初物というのはワクワクもします。今年の春茶はどんなんでしょうか。。。
とりあえず1から試飲スタートです。飲まなきゃ、とにかく飲まなきゃ何も始まりません。それだけは間違いないです。