…って聞いて高級インスタントラーメンを思い浮かべるアナタは番頭世代。あったのよ、そういう商品が。
本日ご紹介の「マダムヤン」=楊さんは二人。どちらも小梅さんがひとかたならぬお世話になっている中国の友人です。 今月のお茶の旅、宜興と雲南の両パートともに、この「楊さん」たちにおんぶに抱っこです。
お転婆娘のまま大人になったような木登り名人は雲南の楊さん。隠れん坊してるわけではなくて、これはプーアール茶の茶摘みをしている所です。大樹の古樹茶だと、木に至るまでにバイクやら徒歩でさんざ時間がかかり、葉に至るまでにかなり危ない木登りをこなさないといけません。それにしても、日本茶の茶摘み風景とは大分違いますね。腰じゃなくて首が痛くなる事間違いなし。
もう一人の楊さんはお馴染み宜興の作陶家さん。怪しげな甘物に手を伸ばしているこの一見元ヤンっぽいおねえさん、傍らに置きっぱにしてる名誉ある金奬のトロフィーが物語るとおり、結構スゴ腕で将来を嘱望されている作家さんです。何か小梅さんとはとてもウマが合うみたいで、よくSkypeであれこれダベってる光景を目にします。
雲南の楊さんとは「微信」っていうスマホのチャットアプリみたいなものでやりとりしています。微信はテキスト入力のチャットがベースなんですが、音声入力(リアルタイム会話は出来ません)も出来るし、画像の貼り付けも簡単なので、ちょっとした連絡やら報告には便利です。ま、スマホが使えれば、なんですけどね小梅さん。
かたや宜興の楊さん。新作の茶壺とかの画像はQQという中国でのみポピュラーなポータルみたいなのを使って送ってきます。。。メール一通につき画像一枚で。油断していると新着メールが楊さんからの画像添付だらけになってる事があってちょっとびっくりします。 アーティストだからっすかね。
雲南の楊さんは、木登りしたり葉っぱをいじったりするのが本業ではなく、茶城にお店を構える店主さんです。プロの、しかもプーアールの地元の茶城の中でも、プーアールの味に関しては楊さんに相談しろ、というぐらいに天才的な舌の持ち主なんだそうで。そんな人が何で小梅さんと仲良くしているかというと…これも「ウマが合うから」としか言いようがないんでしょうね。
小梅さんお得意の「縁」ってヤツですかね。どうもお茶がらみの縁には滅法恵まれているみたいなんで、アノ人。