ハッピーマンデー!番頭でっす。
「この茶壺、ぶろぐ(小梅さんの発音はちょっと変です)に出しましたか?」ってせっつかれました。いやね、先週末ですがな、番頭が初めて見たのが。何か小梅さんは番頭が「ぶろぐ」をすげえ簡単に書いてる、って思っているフシがあります。。。確かにそれほど手間はかけてないですけど。
で、小梅さんが急かしているのはこの茶壺のご紹介。
周さんの息子さんの佳作です。原砂紫泥の茶壺です。
大中小の3サイズ。お前はロシアのお土産のアレか?(何せ急にせっつかれたので名前を調べるヒマもないんす)つうぐらいの相似形です。でもよく見ると把の大きさとか重心の距離とかは各大きさごとに調整してあるみたいんなんで、単に拡大縮小しただけではありません。この辺りは「使ってなんぼ」という基本がちゃんとしてます。
で、このロシアのなんとか(まだ思い出せない)、どれも小ぶりで中々に可愛らしいヤツらです。
大=170cc, 中=110cc, 小=70cc…うわちいせえ。全てにアバウトな番頭は一番デカいのが使い勝手が良さそうに思えましたが、ブツ撮りしているうちに小さい二つもすっかり気に入ってしまいました。
「で?」 どうやらこの3つの茶壺に興味が湧いてきたので小梅さんに中身を聞いてみました。
証明書を掘り出してもらい、茶壺の名前を見ると「井欄」て書いてあります。
番頭にすらお馴染みの名前、伝統的な茶壺のモデル名の一つであります。。。が…ちょっと違わねえすか、小梅さん?
お馴染みの井欄壺はこんな感じです。これは確か楊さんの作だったと記憶しておりますが、まあ井欄ってこんな形です。注ぎ口の形状とか全体のフォルムにも見るべき点はありますが、フタの持つところを見ていただければ、これが井欄の特徴です…な筈です。
断言するほど、もちろん断罪するほどの知識を持ち合わせていないんで、とりあえず小梅さんには「周さんに電話して確認してくれますかねえ」などとソフトにお願いしました。周さんの見解はまた後日。
ま、名前云々は後回しにすれば、大きさも作りの精緻さも、何ともいえない佇まいも、この茶壺(サイズ有)は秀逸だ、って思います。大きさも何かいい感じなんですよ、見慣れると。