総武線、水道橋駅で降り際に裏拳でオレの胸板をどついて逃げたおっさん。
車内でおっさんがイラついていた相手はオレじゃなくて、おっさんの近くにいた若いあんちゃんですよね。おっさん、それはじゅうぶん判っていて誰かに八つ当たりしたかっただけですよね。
おっさん… live long. 番頭です。
番頭のiPhoneっす。アイコンって便利なもんで視覚的にそれぞれの用途が判るようになってるんですね。それだけに、あまり普段しげしげと見る機会は無かったんですが、ある日何気なくみたら…
秒針が動いてました。「疲れてるのかしら」とよくよく見たらやっぱり動いてます。しかも現在時刻を刻んでいやがりました。
「小梅さん小梅さん!!」
「どしました?」
「この時計は時計です!!」
知らない人が聞いたらただのバカです。
「はい?」
「いや、この時計、時間が判ります!!」
禅問答です。
かように便利なこの頃の電話。いまこうして書いているブログも、その気になればいちいちパソコンの前で唸って無くてもパソコンで作ったのと遜色ないものが出来ちゃうみたいです。スタバでも電車の中でも。
「その気になれば」ってのがミソでして、番頭はどうもその気になれないのです。
ブログを書く時には一応資料を見たり、グーグル先生に教えていただいたりした事をチラシの裏やコピーのし損じた紙なんかに書き留めてから始めます。数字とか固有名詞は書いておかないと間違っちゃいますんで。書いてても時々間違いますが。
なのでペンとメモを広げられない環境でブログを書くのはちょっとアレなんですね。
ま、それでなくとも外で書こうとか思ったら飲み屋で酔っぱらって不適切な単語を連発しいの、罵詈雑言書き殴りいの、になると危ないんで。
近々トライしてみようかな、と思っておりますが、はてさてどうなる事やら。
もう一つ、電話を替えてから便利になったのは「色んな情報が見られるようになった」事です。
「微信」という、中国版ラインみたいなサービスがあります。っても番頭はラインというのをやった事が無いんで果たしてこのサービスがどんぐらい似てるかはわからないのですが。
この微信というのは中々便利でして、宜興の作陶家さん、広州のお茶屋のおねえさん、雲南にいるプーアール茶のエキスパートさん等々からあれこれと情報や画像が届きます。
同時に、複数のソースから「お茶情報」みたいなのが送られてきます。マイクロブログ、っていうんでしたっけ?
門外漢に近いような番頭にもとても役に立つ入門編みたいなのもある一方、「各地の大手製茶業に聞いた今年の市場動向予想」みたいな業界真っ只中なものまで、夜中の2時だろうが正午だろうがお構いなしにピロロピロロと送られてきます。読んでもさっぱりなトピックが多いんですけど。
このあたりは居酒屋のカウンターだろうが、電車の車内でおっさんにド突かれながらであろうが読めるっちゃ読めるんで、なんだかんだ読んでおります。半分ぐらいはわかんないっすけど。
スマートフォンってすごいっすね。もっとも出来る事の1割ぐらいしか使いこなせてなくてちょっとイライラします。裏拳で通りすがりの人を叩いたりはしませんけど、さすがに。