本日(20日/火曜)は午後5時に閉店致します。ご不自由をお掛けし申し訳ございません。出オチ…番頭です。
覚えておいででしょうか、小梅さんが武夷山の前に雲南にいたのを。かれこれ一ヶ月ぐらい前のお話し、でやんすが。
何度か牽制球を投げたと思いますが、今年の雲南行きの目的は「緑茶」「紅茶」プラス「何か」、でございました。
この「何か」は言うまでもなくプーアール茶ではありません。「何か」が何なのか、あるいは「何か」なんて見つからなかったのかどうか、は番頭にもまだうっすらとしか判りません。判っているのは緑茶と紅茶は美味しいものが見つかった事、そして案の定プーアール茶は手が出せる状態に無い事です。
で、緑茶です。
今回も蘭韵白毫の美味しい新茶です。雲南には他に雲南単芽、雲南毛峰等々美味しい緑茶があります。共通しているのは雲南大葉、雲南大白といったプーアールと同じ種の「大きな葉」を使っている事です。なので「芽の部分だけを選んで摘みました」な緑茶でもかなりガタイが大きいです。プーアールの生散茶にも共通して見られますが、何かやたら長いご立派な葉っぱのくせにびっちりと産毛を纏っている茶葉が大体そういう葉っぱで作られたものです。 蘭韵白毫もまた然り。
龍井や毛峰に代表される中国緑茶によくみられる独特な「こっくり感」はあまりありません。葉を釜でじっくり炒る、という手法で作られる緑茶とはちょっと違い、良い意味でより「草っぽい」青さが残っています。大葉種が本来持つちょっとしたスパイシーさもアクセントになって、飲み飽きない味わいです。
蓋碗やガラスのポットで淹れて葉を愛でる…というタイプの緑茶ではないですね。普段使いにゴクゴク飲む…というのともまた違いますし。
ううむ、うまく表現できないのはいつもの事ですが、とにかく「びっくり」や「うっとり」という種類のお茶ではなく、「はああ…」系な味わいですね、これは。
リーゾナブルなお値段も魅力です。
お店に並ぶまで今暫くお待ち下さい。緑茶なので小梅さんがお手入れしたり、奥のほうで寝かせたりする必要は無いんでそれほどお待たせしない、かと。
怠け者の番頭がいる店は何かと大変だな