明日(21日/土曜)は10時から6時まで、明後日(22日/日曜)は10時から4時まで営業致します。
喜気羊羊 羊羊得意!!
春節でございましたですよ、明けましておめでとうございます。
特に何かしたわけではないのですが、小梅さんにとってはやはり一年で特別な日である事に変わりはありません。
春節の昨日、そして今日と二日間、朝早くからお客様がご来店になりました。
何度かご案内いたしましたが、番頭がムダに早起きな為、あらかじめご連絡いただければ早い時間でもお店を開けますので、営業時間前のご来店もお気軽にご相談下さいませ。朝チャイナもいいもんですぜ。
開店準備を済ませ、お湯の用意をしてお客様をお待ちします。ま、どっちにしろ朝のお茶の時間ですんで、お客様をお待ちしながら、朝に合うお茶を選んでまずは自分の為の一服から。
試飲しとかないといけないお茶がある場合を除き、朝イチはその日に飲みたいお茶を選んで淹れます。大抵はあまり甘みや香りが主張しないお茶を選びます。質実剛健、であったり剛毅木訥、であったり。
今朝は水仙を選びました。小梅さんが勉強用に買ってきた結構「お高い」ヤツなので小梅さんの出勤前にこっそり飲むタイプのお茶です。丁寧な中焙煎が水仙の持つ爽やかな酸味に深みを加えているような味わい深い岩茶です。甘みや華やかさが主張し過ぎないので色々と考え事などしつつ飲むにはもってこいなのです。
朝イチのお茶の時に考えてる事というのは、大抵ロクな事ではありません。
今朝はネーミングの難しさと翻訳の難しさについて、でした。
外来語の場合、どのぐらいまで日本語に直すか、というのは中々難しい問題です。翻訳される対象物の認知度、というのにも左右されますんで、そのあたりは翻訳する側のさじ加減に委ねられます。
『豚肉とキャベツの味噌炒め』と書くより「ホイコーロー」と書いちゃったほうが番頭には実物を想像しやすいです。これはひとえにホイコーローが勝ち取ってきた市民権のなせるワザです。いっぽう、フランス料理なんつう食べ慣れないものを食べに行っちゃうと、メニューのカタカナを見ても何がどう料理されて出てくるのか皆目見当も付かない事があります。 中国茶の世界も同様。「チャフウ」は通じない事が多いです。そういう時は『急須』に意訳してご説明するようにしてます。要するに聞いた人がどのぐらい現物を想像できるか、という問題なんで。
中には飛行機のチケット買う時に後乗せサクサクで付いてくる『燃油サーチャージ』みたく、理解してもらうつもりがあるのか無いのかようわからん単語もあります。「FUEL」を『燃油』に訳したところで力尽きちゃったんでしょうか。そもそも「サーチャージ」もわからんけど、『燃油』って単語も普段ほとんど使わないような気がしますが。 たぶん、正しく理解してもらおうつう気があんま無いんでしょうねえ。 番頭のシンプルな語学力だと、いっそ『ガソリン代』って書いてもらったほうが、納得して負担できるように思えます。
てな事を考えてるうちにお客様がお越しになりました。
有無を言わさず一杯目に水仙をお出しいたしました。