明日(11日/土曜)は10時から6時まで、明後日{12日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。
TGIF! 番頭でっす。
のっけから喉がかゆくなりそうな画像で申し訳ありません。
雲南の車窓から。 本日は勐海県老曼峨を目指します。
ここは途中の班章村付近。未舗装の山道をひたすら進んでいきます。
財宝発掘に疲れたトレジャーハンターのようなこちらの女性が本日のナビゲーター。
小梅さんの友人にして、昆明のお茶市場でも一目置かれるプーアール茶スペシャリストの楊さんです。
この時期になると山から山、産地から産地へと渡り歩く、なかなかタフな女性です。
本日の目的地、老曼峨は有名な茶産地の一つ。勐海茶区の中にあっては比較的柔らかい味わいのお茶が採れる名所です。
見てもピンと来ないと思います。仕事柄地図で産地を確認する事の多い番頭にも未だに想像が付きませんもの。
大きくしたら余計に訳わからんくなりました。ええとまあ、要するに中国西南端の雲南省の中でも南の端っこのほう、に老曼峨はあります。飛行場もある西双版納の中心地からかなり離れていて、かつアクセスが悪い場所です。途中で通る班章もプーアール茶の「聖地」の一つです。
こんな場所まで楊さんが何しにきているかというと、既に始まっている新茶の様子見と、ついでに青田買いも出来ればしちゃおうといういわば「仕入れ」の旅。楊さんがこうやって飛び回っているお陰で小梅さんは少し楽が出来ている、という事なのでこれは有り難い限りです。
とれとれぴちぴち生散茶。ビジュアルが見慣れた「プーアール茶」の濃色をした円盤ではないのですが、これでちゃんと流通してます。老曼峨の古樹茶は固めないでこのまま飲む事が多いように感じます。
生茶らしい大らかで柔らかそうな茶葉。この一杯で道のりの辛さも幾分紛れると思います。
老曼峨の生散茶は勉強用にと楊さんに分けてもらったものと、同じく数枚買ってきた餅茶があります。どちらもクセが無く、ちょっとピリっとスパイシーなお茶です。水仙や百合を思わせる花香もあって清々しいお茶です。名産地のお茶、というとどこかどっしりしていたり濃いイメージがありますが、老曼峨の茶葉は一定の強さの味が延々と続いていくお茶が多いです。
山峡の村は製茶の真っ最中。今年のお茶も多分びっくりするぐらいに高くて手が出ないんでしょうが、少しでも味見出来たらいいな、と楽しみにしています。
苦あれば…
楽あり。