明日(30日/土曜)は10時から6時まで、明後日(31日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。うぃーす、番頭でえーす。
家に帰るまでが遠足、とはよく言ったもんで、そういう風に戒めとかないとこんなに腑抜けになっちゃうんですね。ともあれ、留守番もひとまず今日まで。若干ウキウキしておりますです。
浮かれてばかりもいられないので予習も兼ねて試飲のお稽古。
今日は黄観音を選びました。 軽やか系岩茶の代表選手で、小梅茶荘開店以来欠かさず棚に並んでいる定番中の定番です。
鉄観音と黄金桂を親に持つ新品種で、同じ親を持つ金観音とは双子のような存在です。
武夷山で育てられるようになってからまだ20年も経たないような新参者(そろそろNGワード解除しようかと思ってます)にも関わらず、一気に勢力を拡大し、今では水仙・肉桂と並ぶ代表的な品種として、なくてはならない岩茶になりました。
淡い水色、清香系の岩茶の柔らかい味わいと、この品種の「ウリ」である金木犀のような香り。少し長めの時間で淹れても嫌な渋みが出ないので、香りを楽しむなら長め、すっきりとした味わいを何煎も楽しむなら短めに淹れます。
金観音がよりクリアな桂花香と青っぽい味わいなのに対して、黄観音はより「お茶っぽさ」を残しています。一煎目の「!!」は金観音のほうが判りやすいのですが、黄観音はじんわりと美味しさが続きます。「すっきり」vs「ほっこり」って感じで、飲み比べても面白いと思います。
留守番の時など、番頭はより金観音に頼りがちになりますが、小梅さんはしばしばお客様の好みの傾向から「華やかで飲みやすい」お茶として黄観音の試飲をお薦めします。色々な岩茶をよく飲まれるお客様によく選ばれるお茶でもあります。
白状しますと、黄観音を自分で淹れて飲んだのはかなり久し振りです。。。今年初かもしんないす。なにせ小梅さんが居る時は基本的に岩茶は小梅さんに淹れてもらいますんで。で、留守番中の試飲は金観音頼り。
久し振りに飲んで、あらためて黄観音の人気の秘密が判ったような気がします。うん、こいつは美味しいや。
試飲テーブルのぎっちょ仕様もひとまず今日まで。明日からはまた主がキッチリお淹れしますです。
TGIF♪