明日(23日/水・祝)は午前10時から午後4時まで営業いたします。 まぢびびった…オレの左足は広域避難場所ちゃうぞ。
早朝からびっくり。震度3とは思えない、ちょっと肝が冷える類の揺れでした。毎晩帰りに下ろした茶壺を翌朝並べる、というのが開店以来の日課でございます。並べる最中や並べた後に地震が来ると、いっぺん下ろすかどうか迷いますが、今朝はちょっと遅めに並べるといたしましょう。
様子見の間、せっかくなんで何かとっておきのお茶でも飲むべえ、と棚をガサゴソ。2008年の北斗もいいなあ、凍頂の比賽茶も久しく飲んでないよなあ。迷う事しばし。こういう時間も楽しいもんです。
で、選んだのは「老曼峨古樹」。 プーアールの生茶で餅茶ではなく散茶です。もともと生茶が得意ではない、というのはもう何度も書いてるんで見飽きたと思いますが、この老曼峨はプーアール茶、生茶というより「老曼峨」というカテゴリのお茶だと認識しています。ま、味は生茶なんですが、とにかく柔らかくて豊かな味わいがこれでもか、というくらい続く優秀なお茶です。「ただただ美味しいだけのお茶」3月の
生茶インストックナウというお話しの中の小梅さんのコメントが言い得て妙だと思います。中でも番頭が好きなのはこのお茶の「甘みに変わる渋み」です。強い渋みではなくすぅっと細長い渋みの筋のようなものが、先のほうでUターンして甘みになって来るようなイメージ。自分の息で顔の周りが何か気持ち良くなる、そんなお茶です。
もうちょいお値段が優しければ天下も取れるのになあ、などとぼーっと考えながら、小一時間のんびり煎を重ねました。
黒白殿も朝の定位置に戻りました。腹が地べたに近いぶん、揺れには敏感なようですな。や〜いびびってやんの。
さて、茶器並べて開店です。ちょっとのんびりし過ぎちゃったみたいすね。