明日(3日/土曜)は10時から6時まで、明後日(4日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。T.G.I.F.!! バントーでっす。
大好きな師走がやってきました。何ででしょうね、書類仕事お役所仕事で帳場が忙しくなる上に例のアレの準備がいよいよ煮詰まってくる時期だというのに、師走の声を聞くとワクワクが止まりません。
まあちょっと落ち着けや、つう事で今朝はこちらのお茶のご紹介から。
プーアールの生沱茶です。
プーアール茶は形状によって【散茶】(緊圧されていない茶葉のままのもの)、【餅茶】(円盤上に緊圧成形されたもの)、【※茶】(※=石へんに展/レンガ状に緊圧成形されたもの)がなどがありますが、【沱茶】も大きなカテゴリーの一つです。キノコの傘の部分みたいなぷっくらとした形状で一回分くらいになった小粒の小沱茶と、やや大ぶりな沱茶があります。 この沱茶は一つ約100グラム、標準的な大きさです。
プーアール茶業大手の「下関」の製品です。鉄餅でも名高い下関ですが、沱茶といえば下関、というぐらいもともと沱茶を得意としています。それゆえ沢山の種類が色んなブランド名で毎年でてきます。
こちらは2014年の甲級特制沱茶。
茶葉はこんな感じです。大ぶりな大樹や古樹の茶葉とは違いますが、綺麗な深緑の葉です。
下関さんはテレビCMやってるくらいの超大手で、ビンテージ物やすごく貴重なお茶というより、安定した品質とこなれた価格を核にしてます。ブレンドに非常に長けている茶業というイメージです。ナショナルブランド、っていうんでしたっけ?そんな感じです。
まだ2年のお茶ですが、青々しさは感じられず、さっぱりとしていても味に頼りなさは感じられません。ほんの少しスモーキーな印象は「圓融」にちょっと似てるかもしれないな、という印象です。 大樹茶や古樹茶が持つ得体のしれない構造の味というより、判りやすく楽しめる生茶です。 クラフトビールじゃなくてスーパードライとかプレモルとか、そんな感じの出来の良さです。
昭和っぽいデザインの妙にカッコいい紙箱に入って1ヶ2,970円/100g。 お手頃価格なんで箱につられて思わずジャケ買いした結果生茶にハマる、ってのも乙なモンですぜ。