明日(11日/祝日)と明後日(12日/日曜)は10時から4時まで営業いたします。休養明けの番頭でございます。すっかり遅くなった年始のご挨拶を兼ねて実家でのんびりして参りました。つっても結局朝早くと夕方の2回、茶荘に立ち寄ってあれこれ片付けたりネコの家にホカロン入れたり。挙げ句の果てには茶葉積んで車でウロウロ。貧乏症はこじらすとタチが悪いのですよ。
雨上がり雪上がり。一日火が消えた茶荘はすっかり冷えきってます。帳場仕事にとりかかる前にまずはお茶。お腹も冷え気味なんでプーアールの熟茶にしました。熟茶はとにかく煎が続くので朝イチで作っておけば一日飲んでいられるお茶です。帳場仕事で机にかじりつく一日になりそうなんでその点でも熟茶は重宝します。
熟茶の中から今日は歴程を選びました。 熟茶のラインアップの中ではとてもオーソドックスなお茶です。すっきりしているけどちゃんと柔らかさもあり、発酵臭やほこりっぽさがなく、甘みはほどほど。「平凡」や「無難」という単語を褒め言葉に使うとしたらこのお茶が一番ぴったりくる、そんなお茶です。シャープ過ぎず、ほっこりし過ぎずなので、帳面つけならがら飲んでも全然気にならないんですが、困った事に飲みやすいし美味しいんで気がつくと飲み干している、という弱点もあります。
歴程はこんな感じのレンガ状に固まってます。これで約500グラム。時間とともに乾燥が進んで若干軽くなっていきますんで、500グラム弱、とお考え下さい。 一枚5,400円と非常にコストパフォーマンスが良いのは、プーアール茶が急激に高騰する直前の2011年のお茶で、しかもけっこうな数量をまとめ買いしたからです。5グラムで2リットルくらい出るんで、1リットルあたり30円くらいっすね。飲んで見るとすげえお買い得なお茶だ、というのが実感していただけると思います。
レンガ一枚買いがお得なんですが、この歴程さんかなり固く緊圧されておりまして崩すのがちょっとした力仕事になります。慣れればどうって事ないのですけんど。
「崩すのはちょっと…」という方には、予め崩したものが袋入りで50g=750円、100g=1,300円でご用意してございます。 レンガでお買い上げのお客様はお申し付けいただければその場でお崩しする事も承っております。
ものぐさな番頭はマグカップに入れて帳場でゴクゴク。飲み終わったらまた作ってはゴクゴク…。お腹はあったまるんですが、茶盤の前と帳場とトイレを行ったり来たりで、帳面付けが遅々として進まないのが困りものです。
主張の強いお茶ではないので、お弁当のお供にもおすすめですぜ。
寒かったんだぞ、昨日。まあまあ、たまには休ましとくれよ。