おっすオラ番頭!
のっけから何か地味な写真で申し訳ないです。
小梅さんが広州から持ち帰ったたくさんのサンプルの中の一つです。
中身はこれです。プーアール熟茶の今年のもの。かなり良いヤツです。餅茶1枚で小売りすると20万円に届くなか、くらいの。約10グラムのサンプルだったんで一日かけて飲んじゃいました。今年のお茶とは思えないくらいに発酵臭が無くクリアで、それでいて味に何ともいえない奥行きとパンチのある非常に美味しいお茶でした。
どうせ買えない、買ったとしても売れる値段ではないお茶の話ではなく、番頭はこのサンプルが入っていたパッケージに引っかかりました。
試飲して気になったお茶とかを少しもらって帰ってくる時に入れてもらう袋ですが、随分と小綺麗になったもんです。数年前まではいわゆるチャック付きのビニール袋みたいなのが殆どでした。
クラフト紙っぽい薄茶の袋で真ん中に小窓が開いてます。中の茶葉が見えるようになってるんですね。透過性とかを考えると長期保存には適さないとは思いますが、中身が見えるのはサンプル用としてはうってつけです。この袋にささっと2〜3回分くらいを入れてマジックで外書きしたサンプルが何種類か小梅さんの手元にあります。
ううむ、すぐれものだなあ。中国のクセに…ごめんなさい番頭はいまだにちょっと前の中国のイメージが抜け切れていないんです。
こちらは予め一回分を入れたもの。展示会でのハンドアウト用やお試しサンプルとしても、また商品としてもじゅうぶん使用できるクオリティのパッケージです。中身は福鼎白茶っすね。朱赤と黄色を多用して大体キラキラと光沢のある「目立つけど品がない」のが中国茶のパッケージ、ってイメージはどうやら変えていかないといけないみたいです。もちろん依然としてそんなデザインのものも多く残りますけんど。
もう一つビビったのがこの写真です。プーアール茶の袋の色使いやロゴのデザインがびっくりするくらいに垢抜けているだけでなく、ディスプレイ什器がちょっとカッコいいです。
ここのメーカーさんは冰島、昔帰といったお高いヤツをズラリと並べているんで、什器もそれなりにちゃんと作ってるんでしょうかねえ。たぶんまとめていっぱい作れば大した金額にはなんなさそうですが、こりゃあ専業のメーカーさんじゃないと無理っすねえ。
こっちが当茶荘で茶餅の陳列に使っているのはなんとか焼とかの絵皿を飾る用のスタンドです。見やすいしメンテ要らずなんで便利ではありますが、上の展示会のを見ちゃうとちょっと考えちゃいます、正直。いっぱい売れるようになってもっとこういう什器にもお金かけて作ったりもしたいんですけどねえ。茶葉の値段が高くなりっぱなしの現況、まずは少しでもお求めやすいお値段を維持するほうを優先します。什器は飲めませんので。