♪七回目のベルで受話器を取った君♪ …家電!?
1998年、当時は歌詞もリズムもPVも衝撃だったすねえ。20年、ってのはつまりそういう事なんですかね。
当時の番頭にとっては「茶店」はゴルフのラウンド途中に立ち寄る場所でした。キャディさん(当時は付いていたのですよ)にチップ代わりに差し入れるソックスとか洗剤なんかも売ってました。飲んでいたのは岩茶でも凍頂烏龍茶でもなく、アセロラのポカリ割り、なんつうのばっかで。
その後中国茶のほうへグイグイと引っぱられ、なんか知らないうちにお茶屋の番頭になる過程で、あっちこっちにお供したり、色々な情報をネットで調べたりしました。10年ちょい前の話です。さすがにその頃にはブロードバンドつうのが普及してたんで、画像入りの情報が居ながらにして手に入るようになりました。画像は芝大門にあった華泰さんのお店です。
とはいえ、まだ食べログもインスタも無い時代、そうした情報はそのジャンルに詳しいエキスパートの先達さんが集めた情報を惜しみもなく公開してくださったものが殆どでした。
今では
中国茶情報局さんという万能のポータルサイトがあって、ほぼリアルタイムに情報が更新されています。お店さんの情報も頻繁に更新されているので、以前に
小梅さんと番頭がしでかした空振りみたいなリスクはあまり心配しなくても良さそうです。営業日や時間はグーグルさんでも確認できますし。
番頭が毎日のように飽きずに見ていた頃のガイドは平田公一さんでした。お茶の事、茶器の事、全国の中国茶のお店の情報…何しろ書いてある事全てが面白くて魅力的でした。そこで紹介されているお店さんや扱っているお茶は「こんな所に今から入っていってもとうてい通用しないよなあ」などとこちらの自信を失わせるほど魅力的でした。
日々の雑事に追われてじっくりと読み返す事がなかなか出来ませんが、時々ぽつりぽつりと読み返しては「ああ、あの頃はそうだったなあ」と懐かしがったりしています。
…トシなもんで。
そうそうこの頃はこうだったな、なんて懐かしく思い出したり、へえその頃ってそんなだったの、なんてあらためて知るのもお茶の楽しみの一つかな、なんて思います。
♪アクセスしてみると映るcomputer screenの中 チカチカしてる文字♪ …モバイル時代はまだ遠い未来だった頃。