開店しました。
心配していた雨もどうにか降らず、良いスタートができました。
テーブルの上のお茶もどうにか詰め終わり、手作り感いっぱいのお店ですがそれらしいお店になったと思います。
静かな始まりになる、と番頭さんは言っていました。私も誰も来なくて寂しい一日になったらどうしよう、と心配でした。
そんな中、思いがけず多くお客さんが来店して下さいました。この日記を読んで開店前に訪ねてくださったお客さんは朝一番にたくさんの茶器を選んでお買い上げいただきました。大好きな茶器の事をたくさんお話したかったのですが、他のお客さんが入れ替わりに来店されてゆっくりお構いもできませんでした。今度またゆっくり来ていただけるといいな、と思いました。
台湾の友人からは大きな胡蝶蘭が届きました。優秀な凍頂烏龍茶の茶農さんを紹介してくれて、忙しい中休みをとって茶摘みの時に同行してくれた得難い人です。
他にも色々な方がお祝いに駆けつけて下さいました。 もちろんそれは嬉しいのですが、もっと喜ばなければいけないのはぶらっと寄ってお茶を試飲して、そしてお買い上げいただいたお客様です。買い物帰りのご夫婦、開店準備の時に見かけて気にかけていたんです、という近所の方、甘酒横町に散歩に来て裏通りを探索していた方・・・みなさん本当にありがとうございました。
番頭さんの大学時代の友達からお花をいただき、ご夫婦でお越しいただきました。
大きな甕にはいった紹興酒は番頭さん行きつけの飲み屋さんとこの店を作っていただいた工務店さんコンビからのお祝いです。さっそく開けて来てくださったみなさんと乾杯しました。このお三方の助言や助力で出来上がったお店なので来ていただいて本当に嬉しかったです。
親しくお付き合いさせていただいている鈴木さん、伊藤さんもお祝いに駆けつけて下さいました。鈴木さんには半日、夜遅くまでお店を手伝っていただきました。本当に心強かったです。伊藤さんにいただいたフクロウはお店にいっぱいお客さんを呼んでくれるマスコットになってくれそうです。
忙しい一日でした。良い一日でしたが、同時に反省しなければいけない点や改善していくべき点もいっぱいありました。昨日のように忍耐強くて鷹揚なお客様ばかり。。などという甘えを押しつけていてはいけないと思います。一応お店をやっている以上はプロなのですから。
日本語がもっと出来ればなあ、というのが一番の課題です。このブログだって、書きたい事を簡単に書いたり言葉で説明したものを番頭さんがちゃんとした日本語に直して書いている部分が多いのです。せめてお茶や茶器の説明、おいしいお茶の入れ方ぐらいはちゃんと言えないと。努力は日々怠らないようにしようと思います。
今日は日曜日です。人形町はほとんどのお店が休みです。なので人通りも少ないのですが、小梅茶荘は今日も開いています。 10時になりました。美味しいお茶をお入れしてお客様をお待ちする時間です。