おはようございます番頭です。
今朝もモーニング試飲を出して、ガラスを拭いたり掃除をしたりの開店準備が終わり、ようやくお茶の時間です。 今朝は武夷岩茶の水仙を入れました。
肉桂や他の品種に比べ、一回り大きい葉は出来上がってもやはり大ぶりです。中火と足火の間ぐらい、平たく言うと「いい感じ」に焙煎してあるのが葉の色からも伺えます。 水仙の場合、葉にかすかな酸味があるので、個人的にはこのぐらいの焙煎をかけて甘みを出して酸味を抑え気味にしたものが好みです。。。すげえ何か訳知りっぽいコメントしてしもうた。
この水仙を作った人、劉さんです。ウチの台湾凍頂烏龍茶の茶農も「劉さん」なのでややこしいのですが、こちらは武夷山の劉さんです。実はこの劉さんの隣にも武夷岩茶の作り手「劉さん」がいて、ややこしい事この上ないのですが。 ともあれ、この劉さんは武夷山で代々続く茶農家の一人です。名家というか、まあ由緒正しい出のようです。 優れた作り手であるだけでなく、研究家・理論家としても活躍しています。劉さんの主宰するお茶のフォーラムのようなものがネット上にありますが、かなりハッキリと言うべき事を言っている。。。ようです。(中国語難しいもんで) そういやちょっと怖そうなつうか理屈っぽそうな雰囲気ですね、こうしてお茶入れてる時も。
偏屈では無く、生真面目な人です。「日本のみなさんに私のお茶を飲んでもらって、岩茶をもっと知ってもらうように頑張ってください」とエールとともに大紅袍、肉桂、水仙を試飲用にいただきました。どれも買うとかなりの金額の特級品です。これぞ伝統の武夷岩茶!!とでも言うべきスタンダードな作りなので、岩茶って?と聞かれたらこれを飲んでもらえば判りやすいかもしれません。
劉さん、ちゃんと飲んでます。飲んでもらってもいます。いただいた厚意とお茶は大切に致します。
・・・って日本語で書いても読んではもらえないのが辛いところっす。