凍頂の劉さんから郵便で茶葉が何種類か届きました。
電話でお願いしておいたもので、どれも劉さんの作ではありませんが、奥さんが茶農ネットワークの中から探し、選んで送って下さったものばかりです。なので品質は間違いないと思います。
杉林渓が3種類。どれがどのような物か、等級や値段など何も書かれていなくてただ一つ一つ色の違う袋に「1号」「2号」「3号」と書いてあるだけです。これは多分「まず先入観無しに飲んでみてごらんなさい」という奥さんと劉さんからのテストだと思いました。一生懸命飲み比べてみました。1号(左手前)と3号(右奥)の回甘が何煎も続いて美味しかったですが、味・香りの総合力で3号が勝っているように私には思えました。特に甘みの持続力が抜きんでています。
劉さんの凍頂烏龍茶、という非常に美味しいお茶が私にとっての台湾茶の尺度なのでどうしても合格点が高くなってしまうのですが、この3号は「もっと飲みたいお茶」です。
透明感のある黄金色の綺麗なお茶です。薄すぎず濃すぎず。
杉林渓は台湾高山茶の中でも特に好きな味なのですが、反面当たり外れが大きいので美味しいのに出会えた時は本当に嬉しいです。 後は劉さん夫婦に電話して答え合わせや解説などを聞きたいと思います。
もう一種類の見本は金萱茶です。こちらは最初に試飲しました。ミルクの香りと味がする不思議なお茶という事で日本でも人気が出ている種類です。このお茶については後日、番頭さんにまとめてもらいます。今日は杉林渓3種類で頭も心もいっぱいいっぱいです。