小梅です。朝からなんだかはっきりしない天気です。
先日、3種類のお茶を試飲しました。いつもお店に来て下さるお客様で、とてもお茶の味がよく判る方なのでこれからも色々と意見を聞かせていただこうと思っています。最初は白牡丹という品種の岩茶です。白牡丹というと白茶にもその名前の品種があり、そちらのほうが有名ですが、これは青茶です。
ほんわかあっさりしていて、とてもバランスの良いお茶のように感じました。香り、甘み、深さの3つのどれかが素晴らしいという事はないのですが、安心して飲めるお茶だと思います。
紅牡丹です。こちらも岩茶です。名前を初めて聞く品種だったので興味津々でした。飲んでみたら白牡丹より少し甘みが強く逆に少し深みが足りないように感じました。軽い、という言い方では伝わりにくいかもしれませんがそんな印象を受けました。少しだけ紅茶に近い風味は、肉桂の一部のものに似ているかもしれません。
水色もやや赤みがあります。
最後は老叢水仙です。古樹から採れる葉なので渋くて厳しい・・・というイメージがありますが、逆に老叢のほうがまろやかで優しい味の事が多いです。この葉もそうでした。
老水仙(=製茶されてから年数が経過した「陳年茶」)とは違い、ひなびた香りや熟成された味わいというのとは少し違い、意外とすっきりしています。でも普通の水仙よりやはり味が濃いように思いました。
立て続けに、しかも何杯も煎を重ねながらあれこれと感想を述べ合いました。やはり一人で飲むよりも頼りになる誰かにご一緒していただく、というのは嬉しいし楽しいです。少しお茶疲れが出ましたが。。。