番頭です。
今日は少々生真面目にお送りします。
バタバタとやる事が多い時間の合間を縫って、かねてからリクエストの多いティーバッグの試作を続けています。 これは凍頂烏龍茶を使って作ったものです。
こちらは岩茶、黄観音です。
場所柄、オフィスで働く方が多い為、「簡単に入れられるお茶ありますか?」「会社なので急須を使って淹れる事が出来ないのですが」という声をよく耳にします。「喫茶はやらないんですか?」と同じぐらい多いお問い合わせだと思います。
確かに、本格的な淹れ方で淹れたいんだけど環境が許さない人、というのは多いですね。私どもとしては、出来るだけ美味しく飲んでいただきたいのでティーバッグにはあまり乗り気ではありませんでした。
しかしながら、お客様と中国茶の距離を縮める為には有効な方法である事も確かです。
どうせやるなら、ティーバッグで淹れたなんて信じられない!というぐらいの美味しいお茶にしたいと思い、色々と実験や試飲を重ねながら少しずつ完成形に近づけていきます。
黄観音は少し濃い目に出ました。もう少し葉の量を調整して再挑戦です。湯呑みやマグカップを使って淹れるのを前提にして適量を決めていきます。出来れば3杯ぐらいかそれ以上美味しく飲めるように作りたいです。
凍頂はバッチリです。問題は凍頂の場合、本来葉がすごく大きく開くのでティーバッグのサイズが小さいと窮屈になり、1−2煎で味の出が悪くなる懸念がある事でした。この点はティーバッグの大きさを微調整する事で解決しました。
まだまだ実験を繰り返している段階ですが、思っていたより美味しく、それも画期的に簡単に青茶が楽しんでいただけそうです。 よしよし。