ええ、番頭でござい。
予報に反して降らなかったのはよかったんですが、その代わり寒いのなんの。 何か朝から冷え込んでたので熱いのをお淹れしました、自分自身に。「俺様茶芸」とでもいいましょうか。
ここんところ羽根の伸ばしすぎで少々内臓が疲れ気味。昨日はさすがに自主的に休肝日に致しました。胃腸を労りつつあったまりたい、つう事で俺様のリクエストはプーアール。
せっかくなんでン年物の餅茶を飲もうかとも思いましたが、ガリガリ削るのが面倒臭かったのでお気軽に一人分が楽しめる小沱を選びました。お気軽、といってもこの小沱中々の強者で、深い味わいと強い甘みが何煎も続きます。 外見もこんな感じに一ヶずつ紙にくるまれて中々可愛らしいです。
このタブレットを一つ、茶壺なり蓋碗なりに入れてほぐれたら飲みます。洗茶=一煎目はシャカシャカと粒をほぐしながらざっと洗うようにしてから飲みます。洗わんでも飲めるんすけど、そのまんまだとちょっとクセがあるので。
茶壺を使う場合の当茶荘の「プーアール用」はコイツです。プーアール茶は香りや味、色などが個性が強いので普段岩茶とか台湾烏龍茶などを淹れるのにつかっている茶壺を使うわけにはいかないので。 そういった使い分けをするには複数の茶壺が必要になります。「そこまでせんでも」という方は磁器の蓋碗とかガラスのティーポットでも大丈夫ですのでご安心を。
ウチのこのプーアール用茶壺、サザエさん(アニメ)の曲のバックでタマが持ち上げて出てくるリンゴ(でしたっけ?)にちょっと似てて、見る度に笑ってしまいます。
お陰様で寒さも胃もたれもだいぶ緩和されました。プーアール茶、っていうと油っこい夕食の後、みたいなイメージがありますが、朝のこんなシチュエーションで飲むのもいいもんすよ。お薦めです。