番頭でござんす。
小梅さんが留守の間の茶荘にしては珍しい緑茶を飲んだ痕跡が。
これ、お客様からのご質問に対する実験に使いました。。。実演って言ったほうが適当かしらん。
1)会社で飲む
2)500ccぐらいの真空マグを使う
3)お茶っぱは出さないで入れっぱなしにしたい
以上3条件に合うお茶はないかしら・・・という問いかけがありました。
頭の回転がかなりスローな番頭、店にあるお茶をまずは消去法で絞りました。
その結果候補に残ったのが「西湖龍井」=緑茶、と武夷水仙のティーバッグです。
ティーバッグを選択したのは1)急須無しで入れるには一番簡単だから 2)茶葉の量が多くないので、長時間入れておいても濃くなりすぎないから で、水仙を選択したのは味と香りが柔らかくて控えめなので肉桂よりも長時間の抽出には適しているから、という理由からです。 さて吉と出るか凶と出るか、さっそくお湯を注いで「入れっぱなし」開始です。2分経過したところで少し飲んでみます。。。あれれ、何か良い感じだぞ。渋みもなく、濃すぎて口中が乾くような事もないです。やはり少し濃いかな、ぐらい。
その後5分以上入れっぱなしに。2分の時より明らかに色は濃くなりましたが、相変わらず美味しいです。肉桂では試していませんが、水仙に限って言えば、ティーバッグは入れっぱなしにしても大丈夫のようです。ただし、この方法だと1包で1煎しか出ません。やはり可能であれば1煎ごとに取り出したほうがより美味しく、より長く楽しめると思います。 とはいえ、今回の実験のようなシチュエーションは当然あるでしょうから、この方法が可能だというのは収穫です。
緑茶のほうも全然問題無しでした。そりゃそうっすよね。なんせもともと中国ではこういう風に入れっぱなしの茶葉に何度も差し湯して緑茶を楽しんでますもんね。ちなみに中国では緑茶はおされな真空マグではなく、何故かネスカフェ(インスタントコーヒー)の空き瓶で、というのがお決まりです。