こんにちは、小梅です。
朝からお店でお茶の事をあれこれやっていると、いつも気がつくと夜になっています。整理しておかなければならない展示会の資料や交換して持ち帰った名刺などがそのままになっています。少し焦りながら今日は撮ってきた写真を見直してみました。早くも記憶が少しあやふやになってます。
広州でのお茶の展示会は今回で10回目だそうです。お茶の展示会は他にも上海、杭州、香港などで盛んに行われていますが、広州はその中でも最も盛況だとの事です。(どこの展示会に行っても「ここが一番」と言われますが)
有名な大手生産社から中小まで、さまざまなお茶、お茶に関わる人と物が集まってきます。主力はやはり黒茶です。広州はお茶文化の盛んな土地であると同時に黒茶の一大集積地としても有名です。広東料理や飲茶と一緒に飲むのもやはり黒茶が多いですね。
お揃いの民族衣装で餅茶の作り方を実演している会社もありました。やはりこうして目で見て判りやすい出展者に人気が集まっていたように感じました。
どの出展者も自慢の品や珍しい逸品を並べています。勿論、展示会とはいえ商売なのでその場で現物を売り買いします。「展示会だから割高」というのは普段良い仕入れルートを確保しているプロの意見で、そうでない地方の小さい茶商さんなどは「展示会だからお買い得」なのでしょう。両手に7枚ずつの餅茶を目一杯提げて重そうに歩いているおじさんを見ました。手で持たないまでも、どなたも買い方が大胆なようです。
私は今回は展示会での「買い」はほとんどしませんでした。もっぱら色んな珍しいお茶(本当に珍しいものは勉強の為に少しだけ買いました)を見たり、色々な人と会って話したりしていました。
今回は宜興で親しくお付き合いさせていただいている茶器の作家さんたちが出展していたので、そちらのお手伝いも少ししながら、どんな人がどんな買い方をするのかも体験しました。中国の方はみなさん買う量や金額がけっこうまとまっていてびっくりしました。 作家さんたちにとっては実りある展示会だったようです。細かい金額を書くと怒られてしまいますが、ちょっとびっくりしました。
展示会で見た、飲んだお茶については見本があるものから少しずつご紹介していきたいと思います。
ここ数日寒いですね。今日の寒さもまた格別です。 暖かい室内と寒い屋外の行き来で風邪を引かれる方も多いと聞きました。皆さんも体温調節と体調管理にお気をつけ下さい。