こんにちは、小梅です。
毎日欠かさない日課、養壺をしているところです。 お店のテーブルの茶盤にこのように茶壺がたくさん並んでいる時は私が養壺をしているか、これから始めるところだと思ってください。
自分が普段お茶をお淹れするのに使っている店の茶壺以外に、お客様からお預かりしている大切な茶壺がいくつもあります。最初は10分もあれば全部終わっていた養壺ですが、今では一通り終わらせるのに30分、午前中時間がある時には一時間以上かけています。一日少なくとも一回、時間をかけて一つ一つゆっくり育てていくのが一番大事です。 お預かりしている茶壺はすべて形状や土の種類が異なります。その為、養壺も一つ一つ考えながらそれぞれの茶壺に一番良い方法で育てていきます。
どれにどんなレシピ、というのは一定の公式がありませんので説明しにくいのですが、茶壺によっては焙煎の強いお茶をかけるのがふさわしくないものもあります。 凍頂烏龍茶や緑茶はどの土にも適しているのですが茶壺によっては時々焙煎の強いお茶を使ったほうがベターなものもあるのでコントロールが難しいです。
皆さんによく訊かれるのが「養壺のやりかた」と「買ったばかりの茶壺の下ろし方」です。どちらも言葉で書くと長くなる上に判りにくいので、写真や図を交えた説明の仕方を今考えているところです。
養壺が終わったところで小休止。今日はおみやげの苺大福で肉桂を飲みました。甘酸っぱい苺と白あんという組み合わせは出会いの妙ですね。初めて食べた時はびっくりしましたけど、私の好物の一つです。 色んな種類のお餅やお赤飯なども作っている町の真面目な和菓子屋さんの「当たり前に美味しい」飾らない味がしました。