こんにちは、小梅です。
暑いですね。
二つの宜興紫砂壺についてです。
どちらも李さんに注文して作ってもらったものです。
こちらは梨形という名前です。愛嬌のある下ぶくれの茶壺です。少し弧玉壺にも煮ていますが、こちらのほうが把が細くて全体的にスリムです。 お店ではとても人気のある形です。復古や美人肩と並んで皆さんが一度は手に取って眺めてしまう、そんな少し気になる存在のようです。
大きさも大きすぎず小さすぎず、茶葉の種類を選ばないサイズだと思います。
こちらは思瓶。梨形よりも面長でなで肩です。注ぎ口の形も違います。 私はむしろこちらのほうが「梨」に近いように思えます。
この形は、よく宜興紫砂壺を紹介する本や雑誌で代表選手のようになっているのを見ます。形状がいかにも中国茶器ぽく見えるからでしょうか。 梨形に劣らずとても人気がある形です。残念ながら前回に入った分はすべて売り切れてしまいました。お待ちの方もいらっしゃるので早く作ってくれるよう李さんにお願いしていますが、なにしろ李さんも楊さんも最近売れっ子になってしまい、なかなか注文をさばく時間がないようなので困っています。
形、大きさともにバランスの取れた茶壺なので使っていても楽しいと思います。品切れではありますが、お客様からお預かりして養壺しているものがありますので、形をご覧になりたい方は茶荘へお越し下さい。