茶荘の看板を横ちょに置かしていただいてる甘酒横丁の錦やさん。この地で50年以上続く呉服屋さんです。
決算の大感謝市。この景気の悪い中「お陰様で」という枕詞が付く決算というのは凄い事です。番頭、などと自称しているものの着物関係に疎い番頭ではありますが、このお店の「江戸ごのみ」な反物や帯などはおもてからよく拝見させていただいとります。 値段は・・・これが高いのかお値打ちなのかはさっぱりわかりません。お茶をあまり飲まれない方が「25g 840円の凍頂烏龍茶」と聞いてもピンと来ないのと同じっすね。
「ニッパチ」などと申します。 売れない月=2月&8月の事でござんすが、こればっかは世の中が変わってもあまり大きな変化はないようです。 特に暑い8月、お客商売はあの手この手で苦心惨憺。何とか集客を計って売上を作らんといけません。 「生ビール半額!」「焼き肉全品30%引き」「本日ポイント5倍!!」等々。皆さん知恵を絞ります。明治座グループの浜町亭さん、夢やぐらさんも生ビール290円の期間を作ったり、破壊力バツグンのクーポンを発行したりして活発に仕掛けをうってます。
ええと、どんな時にも例外つうのはありまして。 中にはニッパチ関係ございません、というお店も。特に人形町は勝ち組はいつでも何があっても勝てるだけの知名度があるんで尚更です。
さて、知名度が致命傷(←ええと、これは狙って書いたダジャレです)な中国茶屋はどうかというと、特にセールもキャンペーンもせず。 やってる事といえば、水出しのお茶をキンキンに冷やして店頭に用意してるだけっす。普段冷蔵庫で冷やして奥の方から来店されたお客様にお出ししてるんですが、今週の暑さはハンパじゃないんで。「店に入らなくてもいいからとにかく冷たいの飲んでって!!」つうスタンスです。人形町歩ってて熱中症になりました、なんて負の思い出作りをされると心苦しいすから。 ワンちゃんの散歩中の方には紙コップに入れておんもでも飲めるように用意してます。
ペールの中の氷がみるみる溶けていきます。そんだけ暑いって事です。人形町の給水ポイント、程度の扱いでも十分ですんで、お近くお通りの際には一杯飲んでってくださいな。いやホント、命あっての物種っすから。