ハッピーマンデー!番頭でっす。
昨日は4時にお店を早じまいしました。洗濯物干したりアイロンかけたり細々とやる事はあったんですが、それらをひとまずケッ飛ばしてちょいとお散歩に出かけました。
朝から晩まで茶荘に籠城してると、やっぱ変化が少なくて「どよ〜ん」としてしまいがちです。目に入るものがお茶と茶器とお客様、後はネコぐらいですんで。 色彩も動きも、風の匂いも太陽の光も、いつもと違うモンなら何でもよかったんで、結局いつもの不純な動機で北千住へ。
北千住というのは東京北東部、足立区にある大きな街です。0101、ルミネが駅前にあり、地下鉄x2,JR,私鉄と複数の路線が集まるターミナル駅もありますが、どっちかってえと「下世話な」街です。良くも悪くも下町、それも人形町あたりの下町とはかなり風情が違います。
日光街道の宿場町として栄えた歴史ある町で、その為もあって「蔵の町」としても有名です。多くの残された蔵はこういう形でイキに、かつさりげなく利用されてます。
残っているんではなく、「残している」意志がちゃんと形になってます。最近、千住は地元意識つうか、地元愛がどんどん強くなっているみたいで、一度は消えた名産の「千寿葱」も有志の熱意で復活しました。
裏通りに小綺麗なお店が多いのも意外つうと失礼ですが、この町の最近の傾向です。「飲み横」という通称の「ときわ通り」(この正式名称、ほとんど認知されてないみたいっす)にもおされな店が増えてます。こういう看板もカッコいいっすね、ちょっと作り過ぎのきらいもありますが。
地の利に恵まれてる故か、こういう細かいテクは人形町ではあまり見かけません。
茶荘を手がけたコンビによる作品を横目で見つつ、この後いつもの不純な動機のほうへまっしぐら。どこにでもあるようでいて、どこにも無いという番頭が愛してやまない居酒屋のカウンターでしばしのんびり。
目も心もだいぶリセットできました。ついでに洗濯アイロン水やりも片付きましたし。
最新号ではない、一つ前のブルータスです。本屋さんで見かけて買いました。お散歩本や街ガイド本などに較べると、「いかにもブルータスが作ったっぽい」切り口です。ヒネリが効き過ぎてはいるものの、初めて見る店や、聞いた事がない事なんかも結構あります。東京の東側、という今すごい勢いで注目されつつあるエリアですが、まだまだディープだなあ、と感心しながら読んどります。
お茶屋で一番大切な事はやはりお茶や茶器の事なんですが、やっぱそれだけだと専門バカ(ああ又あっちこっちからお叱りをいただきそうな表現だあ)になっちまうし、面白くないっす。 人形町も勿論ですが、あっちこっち見たい、色々見たいっすね。。。海外とか、当分無理だろうなあ。
で、今日からまたしばらく籠城です。