こんにちは、小梅です。
急に涼しくなりましたね。今朝は寒くて目が覚めました。
こんなに涼しくなるなら、昨日の岩茶の試飲はもう一日待ったほうが良かったのでしょうか?いえ、今日は今日で試飲しないといけないお茶がまだいっぱいあります。 丁度昨日は、岩茶の味がよくわかるお客様がお見えでしたので、一緒にお付き合いいただいて6種類の岩茶を試飲しました。
6種類全て、仲良くお付き合いしている武夷山の友人の作ったものです。まだ若いのですが、気鋭の岩茶人として武夷山でも将来を嘱望されているようです。 「香りの良い、軽やかで優しい系統の岩茶」をリクエストしたら、宜興の滞在先までわざわざ郵便で送ってくれました。それも6種類も! 有り難いのですが、ちょっと申し訳ないぐらいです。 折角いただいたお茶なので、早く試飲して感想を伝えないと。。。
送ってくれたお茶は上段左から2番目より雀舌、黄観音、下段左から奇丹、金鎖匙、奇蘭です。上段左だけ名前が書いてなく、品番(3桁)だけでした。試飲した限りでは「○○観音」「○○鳳凰」系のお茶のようです。
6種類をいつもの評茶のレシピで、何煎も淹れていきます。お付き合いいただいたお客様には申し訳ないぐらい、たぶん強い味になっていると思います。美味しく飲むのと評茶はやはり少し違いますので。
3人で飲み比べた結果ですが、概ね高評価だったのが下段右の奇蘭と上段中央の雀舌。雀舌は小梅茶荘の、私が選んだ葉とは性質がだいぶ異なります。仕上げ方も違うのですが、雀舌の持つ独特の香りは共通しています。奇丹は少し作り損なったのかな?と思わせる苦みと雑味が感じられました。
自分の葉ではなく、これから扱うかどうかを決める試飲でもないので、気が楽と言えばそうですが、やはりご厚意でいただいたお茶の優劣をあれこれ言うのはあまり気持ちの良いものではありません。出来れば全部美味しかったよ、と報告したいのですが、やはり感想はちゃんと言わないといけませんね。少し気が重いですが、友人も遠慮の無い意見が聞きたくてこれだけの茶葉を送ってくれた(中国の、しかも武夷山〜宜興という地方都市間の郵送というのはやはりリスクなので)のでしょう。
今日はこれから普洱茶の試飲です。今日のは自分で選んだお茶ばかりなので、どこまで客観的になれるかがポイントになりそうです。