さあてやるぞう!やれば出来る子なんだから、オレ。。。ってのが朝の時点の元気な番頭の姿でした。
小梅さんが朝からお出かけでした。突然変な所のスイッチが入ったとおぼしき番頭は普段滅多に手にする事が無い蓋碗や、その他色んな道具を持ち出して茶盤に一人向かい合います。 いくつか出ている課題を一気にやっつけちまおう、と目論んでの事です。
そんな空回り気味の番頭の本日最初の哀れな犠牲者はこのお茶。2007年以前の東方美人茶。なんで「以前」とつくかというと、台湾で買ったのが2007年の6月だからです。お茶そのものは2006年かも、2005年かもしれません。 「まだ飲めるのかあ?」という疑問を解決すべく俎上に乗っかりました。多いんですよ、この手の『謎のお茶』が。このお茶が課題その1ですね。
課題その2はテクニック面です。ぶきっちょな番頭が苦手にしている蓋碗。いつかはきっちりケリをつけなきゃいけない相手ぞ、と思い何度か勝負を挑んでおります。勝率、悪いですかなり。お客様の目の前で「あっぢい!」などとTKO負けを食うといささかみっともないんで平日朝に非公開でこっそり戦ってます。
その1のほうは。。。あんまり美味しくないっす。昔飲んだ「お紅茶」、ティーバッグの紅茶で時間置きすぎた味って表現すれば良いでしょうか。 うぇっ、という味ではありませんが、もう一回飲みたいと思う味ではありません。香りはふんわりとしてますが、美味しい東方美人のあの香りには全然及びません。
課題その3は『ブツ撮り』のテクニックです。出張の際に小梅さんが使っているデジカメを使いました。出張以外で使っているところを見た事がなく、もったいないんで。何しろどちらも上級機種ではないとはいえ、小梅さんのは番頭のより最近のなので色んな機能がプラスされています。『背景ボケ』つう、一眼レフが得意な画像も撮れるみたいなので試してみました。
といっても一眼ではないので、どうやら2枚の画像を撮って合成している、ような感じです。
撮ったのがこちらの写真。確かにボケてはいます、背景。でも単にボケてるだけ、って印象すね、これじゃ。ボケる事によって画像に奥行きが出てるか、てえとこれは…う〜ん。
しかもこの背景ボケ機能、構図によってはかなりの頻度で「ボケられませ〜ん」などと、腕の悪い漫才師のような事を言ってきやがります。
0勝2敗1分けぐらいですかね。気の短いオーナーだったらヘッドコーチの進退問題になりそうな結果でした。意気消沈してたら小梅さんが戻ってきました。3種のお茶を蓋碗で試飲。くだんの東方美人も番頭が淹れるよりはるかにマシな味。勿論蓋碗さばきも手慣れたもので3つの評茶用蓋碗を苦もなく操ります。で、この画像はいつもの「お任せモード」で撮りました。
・・・ヘッドコーチ解任決定。とほほです。