こんにちは、小梅です。
今日も午前中からお店で台湾茶の試飲をしていました。お客様にもお付き合いいただき、延々と、何種類もの台湾青茶を飲み続けました。まだまだ飲まなければいけないお茶はたくさんあるのですが、一日じゅう自分の為にお茶を淹れているわけにはいかないので、今日はここまでです。 ご来店いただき、試飲に付き合ってくださいました
皆さん、本当にありがとうございました。
武夷岩茶を焙煎する為の炭です。と言いましても黒い炭の塊がゴロゴロと見えるわけではありません。灰を上に被せて形を整え、茶葉に直接炭の火力やに必要以上の香りがつなかいようにしてあります。
焙煎を始めた後の面倒見も大変ですが、こうして常に炭と灰に手を入れる作業も大変です。いくら柔らかい火力といっても、火は火です。焙煎の小屋に入ると少し離れていても汗ばんでしまいます。
太陽の黒点のように、ぽつぽつと見える赤いものが灰の下の炭ですね。最近では電気やガスを利用した大規模な焙煎装置を使う生産者さんも、特に大きな会社では見られるようですが、やはり炭火の遠赤外線で、それも手間と時間をかけて行う焙煎にこだわる茶農さんはまだまだ多いそうです。
フレッシュさと軽やかさを前面に出す高山茶とは少し違って、凍頂烏龍茶は元来発酵がそれより強めで、火が入っているのが伝統的な作り方です。小梅茶荘の凍頂烏龍茶はそれに較べると軽やかです。普段あまり中国茶を飲まれる機会の無い方にも入りやすい入り口のようなお茶に出来れば、という思いからです。でも、伝統的な製法や仕上げ方の凍頂烏龍茶もとても美味しいお茶です。今年の冬茶の旅では、そういう美味しい伝統的な凍頂烏龍茶を見つけられたらいいな、と思っています。
出発までもう一週間ありません。少し焦っていますが、美味しいお茶に出会えますよう、頑張ります。