番頭でっす。
寒いっすね。もう11月も押し詰まってる時期なんでこのぐらい寒いのは当たり前なんでしょうけれども。甘酒横丁の先、明治座さんの横を通る銀杏並木も黄金色、冬の装いですね。
師走。師が走るという名のとおり、当茶荘の茶師も走り回ります。
あ、そうそう横道にそれますが番頭が使っている「茶師」とは「お茶の先生」とか「エキスパート」のような権威を表すものではなく、単に「お茶の人」「お茶を生業にしてる人」という、職種のようなモンだとお考え下さい。「手品師」とか「漫才師」という感じです。小梅さんの場合「会社(=茶荘)のお茶担当」ぐらいに思っていただければ。
ええと、どこまで書きましたっけ。。。そうだ師走が忙しいってハナシでした。
12月上旬には一週間ぐらい宜興へ。出来れば5日間ぐらいで済ませて戻りたいと言ってはいました。仲の良い作家さんが工房を新築したのでそのオープン祝いに呼ばれています。 景気の良い話っすねえ、新築ですって。 日本の友人をわざわざ呼ばんでも…とも思いましたが、せっかく出来た(小梅さんの大好きな)「縁
」ですので。
いよいよ師走も大詰め、という20日過ぎは展示会で広州へ。かなりデカいお茶の展示会らしいです。例年11月、去年はちょうど今日明日あたりからだったと記憶してます。今年は今まさにアジア大会がちょうど広州で行われておりまして、その影響で会期が後ろにずれました。しても、何もそんな年末にやらんでも良さそうなものです。
結構大切な、勉強にもなる展示会なので小梅さんは見に行きます。お茶関係の展示会ってのは中国のあちこちで年に何回も開かれてるようですが、小梅さんが一番優先しているのがこの広州の展示会です。宜興の茶壺や陶磁器の茶器関係、プーアール茶などの小梅さんの守備範囲が一番充実しているからだと思います。
師走が忙しいのは帳場も一緒でございます。
例年、デスクワークやおんも廻りがかなりヘビーなんですが、今年は留守の番に注力しないといけないっすねえ。外出を伴うお仕事は小梅さんが日本にいる時に集中します。
そんな訳でございまして、12月は番頭がお茶をお淹れする機会も増えるかと存じます。えへへ、皆さんの曇った顔が目に浮かぶようです。