明日(28日・日曜日)は午前10時より午後4時すぎまで営業致します。
こんにちは、小梅です。
今日は茶荘で時に起こる混乱について書こうと思います。
上の写真の茶器、使い道はご存じの方も多いと思います。茶壺や蓋碗などで淹れたお茶を各自に注ぐ前にいったん溜めておく器です。注ぎ分けるお茶の濃さを均一にするのと、茶壺や蓋碗のお茶を一気に注ぎきる事で出流れを防ぐという役目をしています。
問題はその呼び名です。 名前を「茶海」というのですが、これは日本語読みだと『ちゃかい』ですが中国語では【チャハイ】に近い発音になるのです。 ですので、私が「ちゃはいを持ってきてください」と言った時にはこの茶海が必要です、という意味になります。
ただ読み方が違うだけならそれほど問題はないのですが、この茶器が事をややこしくしています。「茶杯」、中国語では【チャベイ】に近いですが、日本語では『ちゃはい』ですね。
つまり皆さんが『ちゃはい』と聞いた時に連想する茶器と、私が連想する茶器は違うのです。
「すみません、この『ちゃはい』…」「え、どの【チャハイ】ですか?」というチンプンカンプンなやりとりになりがちです。
更に言えば、お客様の中には中国語がお出来になる方や、茶器に詳しい方もいらっしゃるので、そういう方は茶海の事を【チャハイ】と発音なさいます。そんな時に限って私は「ああ、このお客様は茶杯の事をお話しされているんだな」と理解してしまったり。。。本当にややこしいです。