こんにちは、小梅です。
月日の経つのは早いものですね。今年初めに建設が始まったお店の前のマンションも、もうだいぶ出来上がってきました。外を覆っていた囲いも取れて、茶荘にもだいぶ陽が当たるようになりました。
東京の下町、人形町は昔からの暦にしたがって日々を過ごします。先週の月曜日、12月13日は「正月事始め」でした。この日からお正月の準備を始める日、と昔から決まっているそうです。お肉屋さんや佃煮やさん、和菓子屋さんなどのお店が多いこの町では、正月事始めは商売の忙しくなる好機の始まりも意味します。 商店街のお正月の提灯も大通りに並び、もう町はお正月モードです。 お正月前の盛り上がりがすごい反面、クリスマスというイベントは割と静かです。このあたりが人形町の「生活感のある下町」の側面ですね。
中国への旅を前に、やっておかなければいけない事は沢山あるのですが、まずはプーアール茶で一日のスタートです。今日は少し特別なお茶を選んでみました。
レンガの形をしたお茶です。円盤形をした餅茶、大きな葉っぱのままの散茶、小さい半球状の沱茶など、プーアール茶には色々な形がありますが、このレンガ型のお茶もよく見かけます。今日淹れたものはかなり年数が経っているものですので、各辺がだいぶ丸くなってきています。必要なだけを削りとってさっそく飲んでみます。
美味しそうな茶葉です。葉色に大きなバラツキが見られず、大きさも揃っています。
1煎だけ洗って飲んでみました。華やかさやフルーティさよりも、優しい甘みと少しトロ味のある口当たりがとても飲みやすいお茶です。喉の通りが良い、というのは美味しいお茶の重要な条件だとあらためて感じました。
お正月の準備の前に出張の準備と留守中のお店の手当てで忙しい一日になりそうです。今日は4時頃まで営業致します。