
ちょうど二年前の今日の茶荘です。茶荘、ではないっすね正確に言うと。この画を見て完成図が頭に浮かぶ人はよほど想像力豊かだと思います。番頭も全然想像つかなかったですもの、この時点では。
完成図はジグゾーパズルのピースのように、小梅さん・ウスキさん・松っちゃん始め現場の皆さんの頭の中にバラバラに入っていて、それが組み合わさって出来上がったのが今の小梅茶荘です。

じゃあその間現場で番頭は何してたのか?というと、ジグゾーパズルには参加せずもっぱら小梅さん専属の通訳をしてました。小梅さんの伝えたいイメージを言葉で、あるいは図解しながら少し判りやすくし、反対に現場の皆の衆の説明を身振り手振りを交えながら小梅さんに伝えたり。要するにベンチと選手間の伝令だけです・・・現場では。
上の画像。何も「だから毎晩飲んでました」と言いたいワケではありません。この戸、どこか茶荘の戸に似てませんか?

正確には茶荘の戸がこの戸に似てるんですが。
中国茶のお店をやる、に当たりまずイメージしたのがこんな感じの佇まいでした。ええと、グランドデザインってんでしたっけ。あれ、コンセプトだったかしら? ともあれ「こんな感じ」というのがお店作りの「始めの一歩」でした。 人形町の裏通りの空き事務所という一見ありえないような物件を、トリュフを探り当てるブタのような特殊な嗅覚で小梅さんがロックオンしたのはそれから程なくです。
じゃあここで、と決めた時にまず一番に頭に浮かんだのはこの戸であり、このあったかい灯りのイメージでした。

これはまた違う居酒屋さん。それにしてもよう飲み歩いてはりますなあ(他人事)。いわゆる安居酒屋です。老舗とか格式なんて言葉とは本当に縁遠い、およそ居酒屋ファンのブロガーさんも通わないようなお店ですが、何とも言えない居心地良さがあります。番頭がたぶん一番好きな居酒屋(値段・立地・アテなども含めてですが)がここです。
ええと・・・何か酒場放浪記みたくなってきましたがもう少しで終わりますのでご辛抱を。
ここのお店が好きなもう一つの理由が「距離感」です。サービスするお店側と、サービスを受けるお客側の距離感がいつも適度に保たれていて、当時の番頭のように割と足繁く来る客に対しても常に変わらない程度で接客(つっても注文取って出来上がったら持ってくるだけです)します。
もっとフレンドリーというか、そういうサービスが心地良い事もあるかもしれませんが、番頭はこの距離感がとても楽でした。 なので、この距離感がお店をやるに当たって番頭が参考にした距離感です。実際には業種や人数なども考慮して距離感をちょい詰めた感じが理想かな、つう感じで。

話を内外装に戻します。
素人の悲しさ、いったいどこをどうすればあの空き事務所がこんな感じになるのか、当時の番頭には皆目見当がつきませんでした。 といっても毎日カウンターに腰掛けて眺めていても前進はしません。んで、思いあまった番頭はお店の店長さんに色々とぶっちゃけ質問し、挙げ句にはこのお店のオーナーさんに直談判して色々と教えてもらったり紹介していただいたり。
縁は異な物…でその異なる縁の糸が少しずつ編み上がって出来上がったのが今の茶荘です。
えと、で結局何が言いたいのかというと「オレ偉いんだぞ。何もしなかったワケじゃないんだぞ」って事です、えへん。
なんだその下らないオチは?