うぃす、番頭っす。
雨は上がったものの、朝からひんやり肌寒い火曜日になりました。
世間一般では月末の今日は、近所に水天宮さまを抱える人形町にとっては「戌の日」でもあります。
戌の日は水天宮さまが安産祈願のおめでたの方で賑わう日です。なので、この日はおめでたの方やそのご家族が人形町じゅうにいらっしゃいます。水天宮さまの回りのお店はもとより、すこし離れた当茶荘の前にもおめでたのご婦人や付き添いの方が多くあるいていらっしゃいます。
そんな戌の日には朝、プーアール茶を用意します。普段ですと、お店に置いてある数種類の中から選ぶのですが、ふと目に止まったのがテーブルの下。
レンガ状の【石専】茶というヤツ。大きさは50g, 100gと色々ですが、これは半斤=250gです。熟茶ですね。
沱茶がいくつかまとめて入っているもの。これも熟茶です。
考えてみたらどちらも飲んだ事がありません。店のオブジェのようになっていて、ヘタするとお茶である事すら忘れてしまうぐらいです。 もちろん小梅さんは現地で飲んできたんですが。
そういうのはお茶屋としてどーなのよ?という素朴な反省と、怖い物みたさがムクムクと頭をもたげてきました。
こんなのもあります。こちらはかなり小さいレンガですね。
で、お客さまにお出しする本日のプーアールを用意しました。塊… さてどのお茶を崩したんでしょうか。小梅さんには内緒の試飲の始まりです。