ふわぁい、番頭でえす。
三連休の最終日、溜まりに溜まった作業も面倒ですが、もっと面倒かつ憂鬱な宿題があります。
「資料に目を通す」うう、文字にするとこんなに簡単なのに、何でこんなに難しいんでしょうか。
日本語で書いてあってもチンプンカンプンな内容なんで、中国語であろうと別に苦にはならないんですけど。。。それにしても訳わかんないです。
仕方がないので一番何とかなりそうな部分=アルファベットと数字&記号、をとっかかりにします。
どうやらカテキンやらポリフェノールが身体にいいぞ、みたいな事が書いてあるのは番頭の緩やかに回転する左脳でも理解できます・・・右脳もかなり緩やかですが。
EGCGという単語が資料(1)全体に渡り頻出してます。こっから調べてみました。
EGCGとはエピガロカテキンガレートとかいう、カテキンの一種らしいです。カタカナじゃよくわかんねえと思って調べたら「没食子酸エピガロカテキン」の事なんですって。な〜んだあ…て余計分かんないじゃないですかあ。
ともあれ、お茶に含まれるカテキン類の中で特に色んな効能がてんこ盛りになってるのがこのEGCGらしいです。
もう一つの資料「福建茶葉」とかいう、ものすごいローカルなヤツにも色々と書いてありますが、このEGCGには1)抗ガン作用(ガンの成長を促す酵素ウロキナーゼの働きを阻害する) 2)胃潰瘍予防(ヘリコバクターピロリの除菌) 3)抗アルツハイマー 等々のけっこう凄い業が詰まってるようです。同じく両資料には放射能への有効性もかかれています。
お茶屋の番頭として、こんな事書くとまた多方面から怒られそうですが、あえて暴論気味に書いちゃいますね。
細かいデータを精査していないので偉そうには書けないのですが、ラット使ったテストのデータを基にしての諸効能は、どうも素直に頷けないです。
具体的にどのぐらいの茶葉を使ったお茶を一日に何リットル飲めば、どれぐらいの効果が望めるか、というデータではないんで。ヘタすると身体に悪いぐらいのものすごい量を飲み続けてやっと「飲まないよりはマシ」ぐらいかもしれないんですよね。
食品に限らず、おおよそほとんどのものが、長所だけを集めればとても良い物に、短所だけ抜き出せばとんでもない悪者に見えると思います。
お茶も然り。 健康に良い、という点は自信を持って言えるのですが、具体的に「○○に効きます」「○○の作用があります」と言い切るのはちょっとどうかなあ、などと。根が小心者なんで、この手の話題になるとどうしても語尾が弱くなってしまうんで困ってます。
ホントはね、番頭としてはこういうのをよく調べて、良い所を抜粋して大声でアピールしたほうが良いのかもしれないですね。