一週間連続で夕飯に枝豆を食べ続けています。番頭です。
朝から小梅さんがお出かけ、三時頃までお留守番です。これ幸い、羽根を伸ばそうとほくそ笑んでいたんですが、どっこい小梅さんが宿題を残していきました。
「緑茶を飲んでおいてください。」
ちょっと考えたら、留守番しなきゃいけないのに羽根伸ばすもへったくれもないんで、大人しく緑茶を飲む事にしました。
宿題は涼しい午前中に片付けましょう、って小学校の夏休みのしおりにもそう書いてありました。
さっそく用意した緑茶二種。どちらもお馴染み、棚に並んでいる今年の小梅茶荘の緑茶です。せっかくいただいた宿題なので、ちゃんと量って蓋碗できっちり淹れてみました。。。あんま得意じゃない、つうか苦手なんすけどね、蓋碗。
一つ目は「雲南単芽」 白毫バリバリに入った若い芽の部分で作られたお茶です。雲南のお茶なので、大葉種(プーアール茶に使われる茶葉と非常に近い関係の葉です)を使ってます。
こちらは「蘭韵白毫」。白毫という名がついていますが、白毫配合率は単芽より少ないです。葉の部分と芽の部分の混合っぽいお茶です。キリリ、と細くよられた葉が見た目にも美味しそうです。こちらも大葉種で作られてます。
並べて比較するとこんな感じです。以降、左側が雲南単芽、右側が蘭韵白毫の並びになってます。
ちょっと指をアチチにしつつも、たっぷりのお湯で淹れてみました。正確な湯温は計ってませんがだいたい90℃ぐらいだと思います。開いた茶葉の状態を見ると一目瞭然。左はじゅん菜のようなツルンとした芽の部分、右は葉と芽の両方が混在してます。
味はかなり見た目と印象が違います。
一見柔らかい味わいに見える左側=雲南単芽はかなりシャープな味わい。プーアール生茶の新茶のようなちょっとスパイシーさプラスフレッシュな南国の花の香りが感じられます。
対して右側=蘭韵白毫はほっこりとした豆っぽい、柔らかい味わい。より中国緑茶「らしい」仕上がりになっています。これはやはり若いとはいえ葉の部分がもたらしていると思われます。
最近、水出しゴクゴクと岩茶の試飲ばっかだったんでこの緑茶の事を
コロっと忘れていたんですが、考えてみたらこの暑い時期に飲むにはうってつけのお茶なんすよね。。。という訳でどちらのお茶も期間を延長してお買い得価格にてご提供しております。 試飲もお気軽にお申し付け下さいませ。
オチもなんもないまま宿題終了。小梅さんに合格点がもらえますように。